手に汗握る初ゴジラ、私の場合 第三話

     ゴジラ、第一話から読みたい人はこちら

さて、初のゴジラ映画を知らない私がついに観ることになった初ゴジは、

純正オリジナルではなくって なぜか

オリジナル公開から数年後 アメリカを中心とした英語圏用に再構成された

アメリカ公開版初ゴジ↓ Godzilla,King of the Monsters! であった

という話が続いています。 (第一話はこちら / 第二話はこちらです)
この記事はネタバレを含んでいますので、この映画に興味があって先を知りたくない人は映画を観てから読んでくださいね)

 

BGMこんどはこれ↓

ミレニアムゴジラベスト/伊福部昭 東宝特撮映画傑作集

ミレニアムゴジラベスト/伊福部昭 東宝特撮映画傑作集

 

問題の島「オードアイランド」のシーン

ざらざらな画面のなか博士たち調査団がぞろぞろと島を歩いていきます。

 

シーンが切り替わると、

あっ!マーティンも歩いて行くっ!

マーティンもなめらかな画面ではありますが、なにやら自然の中を歩いていってます!

 

博士達が調査している画面。( ザラザラ画面 )

ちょっと離れたところから撮影したりして取材しているマーティン。( なめらか画面 )

 

マーティン、同行取材に成功です!! 

 

と、なんか本筋のゴジラと関係ないところであまりにも手に汗にぎりがち

 Godzilla-king-of-the-monsters!

をみればみるほど、湧き上がってくる素朴な疑問。

 

なぜこれほど無理をしてまで、ゴジラを紹介したかったのかアメリカ人。

なぜここまでギャグすれすれの危険を冒して、ゴジラを紹介したかったのかアメリカ人。

 

それら疑問がすべて一気に吹き飛ぶのが、

ついに、夜、復興したばかりの大東京を襲撃するゴジラの姿

 

とっても怖い

 

怖すぎて美しいくらい

 

アメのようにくにゃりと溶ける鉄塔

 

ああ これをみんなに見てほしかったんだアメリカ人。

心の底からこのゴジラを見てほしかったんだアメリカ人。

 

マーティンが不自然な日系人に囲まれていたのも

調査チームにむりやりマーティンを同行させたのも

いろいろ無理してマーティンを入れた版を編集したのも

 

すべては ゴジラの登場に日本人といっしょに立ち会いたかったから

 

それがぜんぶわかった

そのくらい悪の破壊神ゴジラは美しかった

 

そんなこんなで、いろいろありましたがこれが自分の初ゴジ体験となりました。

 

 このゴジラ悪神ぶりにぞくぞくした人が、

その後の正義の味方ゴジラを許せないのもなんだか理解できる。

 

ゴジラ編はかなり長くなってしまってすみません

オチとか結論は特にないですが最後に一言

 

Yes,GODZILLA! (お読みいただきありがとうございました)

 

(シンプルに1954年日本公開版を楽しみたい人はこんなかんじです。)

 

~ 今回のスポンサーはゴジラにまつわる怪獣大集合 (ビオランテもいるよ!)~

ゴジラ キャラクター大全 東宝特撮映画全史

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