うららかな春の陽射し…
しかし手放しで喜ぶわけにはいかない。
ハロー! 花粉
私の花粉症は重症。
最初、自分が花粉症だということがわかっていなくって、
「春になると、なんだか必ずひどい風邪をひいて、その風邪はなかなか治らず長引く。そして(桜も散って)春がもうそろそろ終わるその頃に、やっとその風邪は治る。」
って、思い込んでいたんですよ…
鼻の奥のほうが ぐ あ あ あ あ(表記できませんでしたが、全部のあにも濁点をつけてください) と、つよい炎症を起こしてしまうのです
花粉症というのはストーン ストーンと みずっぱながたれるっていいますよね
猫井のはそんなもんじゃないの。ぐ あ あ あ あ ってなるんです。(表記できませんでしたが、全部のあにも濁点をつけてください)
したがって、自分が花粉症だとは夢にも思っていなかった。(こういう人は他にもいるんじゃないかなぁ… … …)
さてあるとき、花粉症ではないかとお医者さんに指摘されたその時から、猫井も花粉症デビュー(ていうか認識したってことがデビューというか)
さて、いろいろな薬を試してみましたが結局、猫井に効く薬は「アレジオン」であるということが判明。
以降毎年アレジオンを調達して事なきを得ていますが、ある年ジェネリックでしくじったのでそれを書きたいと思います。
ジェネリックというのは、簡単に言うと「単価が安い薬」です。
日本の医薬品は高い。(イギリスの一般的な例と比較すると5~8倍くらい)
これだと、患者さんによっては続けることが困難になってしまう。
そのための救済措置としてあるのがジェネリック。(だったら薬価を下げればいいのにとは思いますが、さすがそこは厚生労働省。オトナの事情がいっぱいあるのではと思います)
ジェネリックは、「新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬」 とされています。
さてそれで。
ある年、またいつものようにアレジオンを処方してもらうために病院に行って、薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれたので、
「うーん、いつもアレジオンばっかり飲んでたから、効果が同じなんだったら、安いらしいしたまにはジェネリックにしてみるかな」
と軽い気持ちで「ハイ」と答えた私
薬のパッケージには「エピナスチン」と書かれていました
アレジオンと同じ効果を期待して、
アレジオンのジェネリック「エピナスチン」をさっそく飲んでみた私
… … …ズル(はな出た音)
あ 鼻水が…
… … …ズル(はな出た音)
いっこうに効かないんですが?
そんなわけで私のジェネリックに対するイメージが決まってしまいました。
アレジオンごめん。浮気したりしてごめんね。これからはずっとアレジオン飲むから。アレジオン、好き。
でも…
こんなことあっていいのでしょうか。
「新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬」
効き目が違うじゃん
そこで、調べたところ、
猫井は、とある告発文というか医薬メーカーへの要請書というか、注意喚起のような書類をネットの大海原にて発見しました。
オトナの話し合いがついたらしく、それはすでに消されてしまっておりましたが、どーいう文章だったのか。を簡単に説明すると、
文章を書いたのはアレルギー・喘息の研究所のお医者さん4名の連名で、
『アレジオンのジェネリック「エピナスチン」には、オリジナルと同じ成分じゃなくっていろんな添加物がやたら入ってるから良くないと思うんだけど?』ということが書かれていました。
また、その報告書には、一般的に出回っている薬、オリジナルとジェネリックとの成分分析表がついており、細かく対比できるようになっていました。
それを詳細に見比べていると、猫井のような素人が見ても、オリジナルに比べ、ジェネリックには添加物が多いことが気になりました。
その報告書で問題にしている保存料 安息香酸ナトリウムも心配なんだけど、
個人的には
小児用ぜんぶに添加されている人工甘味料 アスパルテームがいやですね…
(私はアスパルテームに対してアレルギーがあるようで、食べてしばらくするとじんましんが出ます)
確かにジェネリックが安いのはいいことだと思うけど、安かろう悪かろうだったらよくないよ!
信頼が薄れちゃうじゃん!? (現に猫井はジェネリックに警戒心を抱いちゃったぞ?)
今回の記事は以前書いたものを新たに書き直したものなんですけど、書き直すにあたって「ジェネリック」と検索したら 「効かない」というワードが出てきてとほほほほってなりました。
また、猫井が目にしたお医者さんたちの連名による注意喚起の書類以外にも、医療関係に従事している人が「はっきり言って効かないことが多い」とか、「添加物とかがいろいろ入ってたり違ってたりするので効果も違うんじゃないか」というように、現場の声として報告しているものも多く見受けられました。
もしホントに「新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬」なのだったら、成分はもちろんのこと、添加物にいたるまでまるっきり同じ成分になってないと信用は得られないと思うんだけど…
やっぱり厚労省と製薬会社、オトナの事情がいろいろあるのでしょうか…
甘いのは私の生き方だけで十分なのに
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さてここからはおまけの花粉症話です。
・アレジオンの他にも飲んでみた抗アレルギー薬の話・
イギリスに行くと百均みたいな感じの一ポンド均一のお店があって雑貨とか生活品とか買うためよく入ってるのだけど、(私だけがポン均と呼んでます)そこにアレルギー薬も売ってるので、いつも買って帰ります。
1ポンドはだいたい(時期にもよるけど)150円~300円くらいなので… やっぱ安い
だいたい二種類のアレルギー薬が置いてあって、
ひとつがロラタディン(Loratadine) 作用マイルド
あとセチリジン(Cetirizine) 作用はロラタディンより強い
これは日本でも市販されている薬です。
日本名の製品名は(クラリチン)ロラタディン
このお薬、小児向けにも使える抗アレルギー剤として発売されてからかなりのロングランなので、もし今年花粉症デビューしてしまって、マイルドな作用のものから試してみたいかたは、これから始めてもいいかもしれません。アレジオンやアレグラに比べると、価格も若干おとくです。
セチリジン(ジルテック、セチリジン塩酸塩錠、あと総合感冒薬の中にくしゃみ鼻水止めの成分として入っていることが多いみたいです。代表的なのがコンタック鼻炎Z)
それぞれ効く人効かない人 よくない作用が出る人出ない人いろいろいると思います。主な問題点は眠気、めまい等です。
私は花粉症の症状にこれらを試したことがあるのだけど、
ロラタジン(Loratadine)は効かず(症状が強いだけに完全には抑え込めない感)、
セチリジン(Cetirizine)は効くけど眠さがどうしても取れない
という結果に終わりました。
ただ、ロンドンは近年大気汚染がけっこう深刻で、また冬場のバンドのツアーではライブハウスとか建物が密閉空間になるためハウスダストが心配で、行くたびにそれらのアレルギー(具体的には咳)がやばい感じになってしまってます。それらを改善するためにはロラタジンは有効なので、私はイギリスにいる間はずっと飲んでます。
スギやヒノキを戦後事業としてばんばん植林しておいてアレルギー薬の巨大な産業を展開させてる東京
アレルギー薬は安いけど大気汚染がいっこうに止まらないロンドン
どちらも困ったものですね…
・アレグラについて・
アレグラは残念ながら私は効かなかったけど、すごく売れ行きがいいそうです。
アレグラは1日2回飲む薬で、「1日1回飲めばずっと効く!」が売りのアレジオンに比べ、「身体にマイルド」なイメージがあるのかもしれません。
また、眠くならない人が多いらしく評判いいです。
これにもジェネリックがあり、 フェキソフェナジン塩酸塩錠という成分名で検索するといろいろと出てくると思います。
アレグラ派は試してみるのもいいかも…うまく効いたらいいですね(´∀`
というわけで今回は花粉症とアレルギーの薬の話でした。
共にがんばってこの季節を乗り切りましょう。
それと、政府… 少しづつでいい…
スギとヒノキを切り倒してくれ頼む!!!
----------------追記-------------------
今回は「アレジオンをジェネリックのエピナスチンにしたらぜんぜん効かなかった」「そのためジェネリック全般のイメージ下がった」というテーマでしたが、
(X)ツイッターでは逆に「自分はジェネリックにしたため便利になった」というコメントもいただきました。
その内容もとても興味深いものだったので、具体的に書くと…
その人の場合は眼科で処方される点眼薬なのですが、
オリジナルの先発薬→冷蔵保管の必要あり
ジェネリック→常温保管でOK
とのことで、それだと保管場所が広がるし、旅行のときに持ち歩いても困らないし、便利になったということ。 へぇーーー!! それは便利(^ ^)
「まったく同じ処方」となると、そういった形での改良はできなくなります。
貴重な「ジェネリックになってよかった」一例を知ることができました。
この場を借りてご報告とお礼をしたいと思いますm(_ _)m。
すべてのジェネリックが、確実に効果はそのままに、お値段はとことんローコスト、そしてオリジナルを越える機能を持ってくれたらいいのにねぇ…。
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