アトピー盛況 なのにオランダツアー
ついにっオランダへのツアーの時期が! がんばって行っちゃったよ…
ハードな食事制限と、メイクも短時間がやっと…という大変きびしい状況下で海外に行くというのは、無謀といえば無謀ですが、私がバンドPSYDOLLに対して抱いている信条は地球上でライブができるのであればどこへでも行って演奏するというものなので、アトピーくらいではなんともないのでした。
幸い、もっともひどかった時には左手のヒジ裏側から手首にかけての皮膚がぜんぶなくなって、そこを包帯で覆っているありさまだったけど、それもなんとかなりはじめ、快方の見込み(勝算)が出てきたため、ついにふみきったオランダ行き。
10日くらいの旅行にあたって、アトピー肌用に特別に携帯したアイテムを記しておくと
・お肌に優しいせっけんとせっけん箱
(無印良品に密閉できるせっけんケースがありました。意外と売ってなくて探した。コレがあれば、シャワーあびてすぐ別の場所に移動しないといけないような強行軍の旅でも安心!)(せっけんはせっけんの項目を参照してくださいね)
・旅先での大事な大事なタンパク質「魚肉ソーセージ」
・ひもじくなって怪しいものを無駄食いしないための「海苔」
・ビタミン剤日数分
手作りクッキーも持って行こうかどうかで悩んだのですが、ヨーロッパのパンというのは、だいたいは日本のみたいにソフトでなくむしろガサガサしてるので、油や添加物が少ないと期待して現地調達(↓こういうやつ)
(ヨーロッパには日本で作られてるパンと少し違う酵母を使っていて、えらく保存が効くパンがあり、見分け方としてはドーム状の茶色いボールみたいなデカさで、アルプスの少女ハイジでオンジが焼いてる的な素朴感みなぎるパンです。これ系だと保存料も使われてないので、炭水化物はそれ食って生き延びようと腹くくってみました。)
トランクに輪ゴムで束ねられた何本もの赤い魚肉ソーセージは、一見ダイナマイトみたいで、荷物検査の人たち一瞬ぎょっとしたかもですね…
着いてわかったのが、オランダって主食がだいたいジャガイモもしくは想像通りのオンジのパンだったので、それはすごくありがたかったです。
あと、最初のほうに滞在させてもらったオランダ人友人の実家では、私どもを大事にしてくれて、やったら庭にいるにわとり一匹をしめてスープにしてくれたので、安心しておいしい食べ物をしみじみお腹いっぱいいただけました…(大感謝)
友人の甥っこたちは真っ黒な板状の海苔にかなりおびえていました
夏祭りでの野外ステージが終わって、みんな揚げたてほっくほくのコロッケを食べていてめちゃくちゃうまそうでしたが、それは我慢しました。油が多いので…
友達一行と車でツアーに出てからは、急きょ残念な食生活におちいりました。
保存料っぽい酸味の効いたツナマヨのドライブインのサンドイッチとか。
マッシュルームのかんづめとか、ポークビーンズとか、フルーツだけでしのいでましたね…
ちょっと脇道にそれますが、
オランダの人たちって日本人の私が見ると、びっくりするくらい物欲がないんです。
傘が欲しいと思って傘売り場にいくとするでしょ。三種類くらいしかないの。三種類だよ!?!?!?!
ばんじそんな感じなので、オレンジジュースがほしいとしても、スーパーには一種類しかない みたいなことが多いんだよね 選択肢がないんです。
つまり作る会社が悪い会社なら、安い材料で、よくない品質のものが作ってるし、競争が少ないので、それをみんな何の疑いもなく飲んで暮らしちゃうの。
それが嫌な家は、ずっと手作りなの(材料はとっても安くいっぱい手に入るので)。
日本とかアメリカみたいにたかだかオレンジジュースが6、7種類並んでるのもどうかと思いますが、ある程度、競争って必要なんだなって思いましたね…
戻しますね
アムステルダムの街中で、一日観光したとき、どっかでランチでも…という話になって、すかさず「サブウェイに入ってもいい?」って聞いたら、ギターucchiが泣きそうな顔しました…(サブウェイ、良いんだよ、材料やドレッシング
選べるし!)
私もさすがに気の毒になったので、がんばって探して、近くのグリークレストランに入りました。
グリーク(ギリシア)料理は、地中海のものなので、オリーブオイルと野菜とチーズが中心で、すごいヘルシー志向。ツナがぎっちり乗ったサラダでエネルギー再チャージ。
あっちのツナ缶が基本ノンオイルなのもラッキーだったのかもしれない。
日本にはグリークレストランは少ないし、あっても高いけど、もし誰か私のようにアトピーの状態が悪くなっちゃった人が、海外で食べるものを探すはめになったら、グリークレストランはいいかもしれないですね。
「なんか想像つかない…」
じゃあ順に実践してみましょう。
まず、基本のフムスを入手!!
(ひよこ豆ペーストと、白ゴマペースト、ニンニクをねりねりしてパンにつけて食べるグリークとか地中海あたりの食材です。ピーナッツやニンニク好きだったらめっちゃくちゃおいしいと思うはず! これを例のオンジのパンにつけて食べます。)
あと、サラダ。
具体的には、野菜を一口大に切りまくり、ハーブソルトと、良いオリーブオイルをかけます。
それに、油なしのツナ缶やチーズをどっさり加えます。
(チーズはどんな種類でもいいんだけど、カッテージかモッツァレラは淡白な味でドレッシングの風味が引き立つから、サラダには向いてると思う)
↓一部で「眼玉みたいでコワイ」という説もあるモッツァレラですが私は大好き
試してみたい人はサイゼリアのメニューでもあるよ!
メインディッシュはたいていサラダなのですが、これだと物足りないくいしんぼさんにはグリーク名物のブドウの葉で巻いたちまきやサーモンステーキなどがあります。これで、
はいっグリークな宴の実践です!!!)
ps/いっぱいリアクションいただいて感激~本当にありがとうございます!
アトピーは、私の場合は食生活を全面的に見直すことで、とても楽になりました。
もし興味が出てきたら、自分でルールをつくってみて、それは常に見直して、無理せずに、できることからやってみてくださいね。
(とくに十代の人は絶対にハードな食事制限は避けてください。ドーナツや菓子パン、揚げ物をがまんするだけで、かなり肌の状況良くなるとおもいます!)
---今回のスポンサーは、オランダの思い出にひたりつつ----------