激闘!アトピー回顧録 10メイクをあきらめない日常編

アトピー盛況 メイクをあきらめない

 

1・まずはアトピー華やかなりし時期の日常メイクの記録です

 (ここに書かれていることは、「アトピーの人はこうすると治りますよ」ということではありません。私が個人的に自己判断でやったことの記録です。)

 

顔が少しむくんで、ほうぼうの負けてる部分がただれたように赤っぽくなってしまっていたので、景気づけのためにもメイクが必要
しかしながら当時はメイクもくそもないくらい危ういお肌に

 

このジレンマを解消すべく私はすごい勢いで手作り化粧品の原料を調査しました。

 

まず、大原則として、「メイクをしている感じ」というのは、どういうものなのかを考えてみた。

 それによると人は、

1 唇に少し赤みがあり、

2 肌がやや白い、もしくはまだらではなく均一な色味や質感

だと、メイクしてる感が出るのではないかと思ったわけで、

その二つをある程度やればいいのではないかという考えのもと、当時の肌の状況でそれらができるアイテムを探しまくりました。

 

その結果発見したのがこれ!

 

亜鉛華軟膏

 

これってほんらいお肌を保護しつつ乾燥させる作用の軟膏で、たとえば赤ちゃんのおむつかぶれとか、あせもの塗り薬などに大昔から使われている大変レトロなアイテムなのです。

抜群な薬効は少ないし(ごめん…亜鉛華軟膏)、肌への悪い作用も少ない(注/薬の成分に負ける人もたまにはいるようです)

当然メイク用ではない…だがしかし! 

 

この軟膏の色がまるで絵の具をワセリンに混ぜたように真っ白なところに私は着目した!

 それでためしに使ってみたらある程度いける(あくまで猫井の私感です)ので即採用

 

勝手に編み出したメイクとしての使用法

 

まずは絶対に安心なオイルなどで肌を保湿しておく。オリーブだと肌を光からも保護してくれる効果があるので、私はオリーブオイルを使用していました。

(洗顔後に一滴くらいつけて顔全体に薄ーくのばした後ティッシュでオフ。)

 次にこの亜鉛華軟膏でっっっっきるだけうすくのばします

かなりうすくのばしても、白い不透明な色が薄く残ります。

結果、赤みをほんの少しだけどカバーしてくれたよ!

ヤッター!!

 

のばした上から、でっっっっきるだけ問題のないパウダーでおさえてテカリをとる。

パウダーは、香料とかいろいろな成分が入っているとそれら添加物に肌がやられるのが心配なので、手作り化粧品のコーナーなどをあさって、パウダーを確保。

ようは原料を、化粧用のパウダーとして細かく細かくしたものです。

それを、そのままパウダーとして使いました。

 

 

↓原料用のパウダーなんてどこ売ってんだよ!!って人は、こーいう肌用パウダーで稿料が入ってないものとかを探してみてください

(注/原料の成分に負ける人もいるようです。あと、つけること自体が刺激になってしまうほど状況が深刻な場合は控えてください。実践してみる場合は肌の調子が安定してるときに短時間試して、チェックしつつ使用してくださいね。)

 

ベースが完成したら、手作りの口紅というか色つきのリップクリームを塗ります。

材料はこんな感じ

作り方は劇的に簡単で、ろうそくをともして、ミツロウ(ビーズワックス)をスプーンであたためる。

(夢中になって前髪、焼かないでくださいね私は何度かやりました…)

 すぐに液状に溶けるので、そこに色素を耳かきみたいな小さいスプーンで混入。

あるていどソフトで塗りやすいようにするために、少しオリーブオイルを滴下。よ~くかき混ぜて、こんなかんじの口紅パレットに流し入れる。

冷えて固まったら完成です。

楽しいから肌が丈夫な人も、手作りリップクリーム、つくってみてね!!

 

こういうパレット系の口紅は、ブラシで塗ります。

(筆はオリーブオイルで定期的に洗うと安心)

(保存料を入れないので、ある程度すると劣化していきます。なので一ヶ月なら一か月分を少なめに作って使い切り)

 

 私は赤色の顔料(ベンガラ)だけで作ってました。昔の舞妓さんとか、江戸時代の女子はみんなこれ系だったんだよねたぶん。

Japan Red.....ストレートでストロングな赤で、カッコいいぜ!

 

色の濃さもひとそれぞれ好みがあると思うのですが、当時猫井は自然に見せる意図のもと、いったん塗ってからいっぺん軽くティッシュでおさえて、それでよしとしていました。

 

肌を整え、唇に色をつけて、これでメイクしましたよ的な感じで、一時期はこれにて外出してました。堂々と… 

 

あ、ひとつだけ注意が。

このベースメイクは、油やけ(油を塗った肌で日光に当たると、日焼けが加速されてしまう)する危険性があります。いちおオリーブオイルでブロックはしているつもりだったが、もともとの肌がよくない時期でもあるので、当時はこの状態で絶対に直射日光に当たらないようにしてました。移動は日陰が鉄則。

なんとかなったよ、もともと日陰者なだけに。

 

 それと、言わずもがなですが、メイクして出かけたら、帰宅後めっちゃくちゃしっかりと落としてました。ほこりもいっぱいついているし、油も塗ったときから時間がたっているし。(落とし方は、次回の11メイクステージ編を参照してくださいね)

「私は軟膏をファンデの代わりに塗るほどひどくはないんだけど、敏感肌なんですよね。安心して使えるベースメイクってなにがおすすめですか?」

 そういう質問を受けたことがあるので、補足です。

 

まず、いろいろ書かれてますが、私の個人的な見解としては、「ミネラル」系のファンデはやめたほうがいいと思います
 理由があります。 ミネラル系 というのは、もともと舞台化粧とかメークアップアーティストの人が使用している、「粉の粒子が(わざと)粗い」メイクアップです。

 粉が粗いと、粉が皮脂を吸収していやがうえでもマットに映るので、テカリやライトの飛びがなくなって、写真写りが良くなります

(そのかわり脂が浮きやすくテカリやすくなるので、ひんぱんに粉を使う必要が出てきます。効率悪いけど写真はキレイに映りゃ勝ちなので)

 

それがいつの間に「肌にいい」ことになってしまったのか?
少なくとも猫井はアトピー落ち着いたあとに使ってみたけど肌が呼吸できない感が強くってだめでした。

 
 敏感肌の人におすすめできるファンデーションは、「比較的大きめのメーカー」が作っている、「肌に優しい」ラインナップ。

企業も威信をかけていて、どこまで肌に負担をかけないかを競ってるような気がする。


おすすめのブランド

ノブ(NOV)

ラ ロッシュ ポゼ

dプログラム

猫井が大丈夫だった製品です。 (NOVノエビアラ・ロッシュ・ポゼはロレアル。dプログラム資生堂のブランドです)

スポンジでとって使うようになってるパウダーファンデーションは、替えのスポンジも準備して、めんどうですが毎日スポンジを洗って使ってください。

皮脂がついてそのままになったスポンジは細菌のパラダイスじゃけん。

 毎日洗うのがめんどくさい人は思いきってリキッドにしましょう。

慣れるとやっぱり衛生的で安心だよ~

 

プチプラで肌に優しいものはないですか?」

確かに…プチプラで探したくなる…よね…上のおすすめは平均で3000-4000円するし(;_;)

 ただね安いやつはね…

貴方のお肌がなんともない原材料のものを、貴方が身体張って探せば、運よく当たりはあるかもしれないですが、肌の状態がよくないときにおすすめできるプチプラ系は、ないですね…

 

  そもそもプチプラっていうのは原材料を選ぶところから別の目線でつくられているから…

つまり原材料が0.0001円でも安いものばかりを選び抜かれて作られてるので、とにもかくにもコスパ優先の世界ですよね。

 

 「これはダメだった」「あれはダメだった」で気づいたら10個捨ててるよりは、3000円出してきっちり使用したほうが長い眼で見たらおトクだと思います…。

 

 

アトピー盛況 メイクをあきらめない2 ステージメイク編 につづく

 

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