なんだかんだで今年初めての更新…時間を使うのがへたくそすぎてこのていたらくです。伏しておわび申し上げます。ところで、
みなさん…
塩分に気を配っていますか?
「それな」
私は、ふだんは気を配っていません。
どちらかというと、濃い方です。
そのことは以前からちょっとだけ気になっておりました。
「塩分濃いとか薄いとか、それ自体がまったくわからないんだけど」
それが普通ですよね。 はいこれ!!
でも、メカでなくっても軽くわかる方法もあります。
インスタントものを味変せずそのまま食べる、もしくはファミレスやファストフードスタンドで食べたときの塩味の濃さでチェックできます。
「普通だな」って思った人… 塩味の好みが濃くなってますよ。気を付けて!
「濃いなぁ」って思った人…健康塩味の味覚をお持ちです。いいね!!
「薄いからついつい」塩やソース、マヨを追加する人…やばいです。この記事よんで、もうちょっと塩味について一緒に考えませんか!?!
さて、私はこの春に再びイギリスに戻りました。バンドPSYDOLLのツアーのためです。
今回も8か所ライブを無事終了して、その後はしばらくロンドンで過ごしたのですが、今年、バンドとかとまるで関係ないことで結構印象的だったのが、
「塩味が(かなり)薄くなってる…」
ということでした。
イギリスで2003年にツアーを開始してもう20回近く行っているのですが、行きはじめたとき塩味はこんなにも薄くなくて、日本で普通に食べる食事と同じような塩味だった記憶が。
それが段階的に薄くなってきて、そして今回のツアーでそれをしっかり認識したのでした。
ツアーではスーパーでサンドイッチやパスタのお弁当を買ったり、宿泊施設の勝手がわかってるところであれば冷凍食品を買ったり。
ライブ後にはパブも閉まっちゃうし、
夜食がちょっとだけ欲しくなったときないと悲しいから。
パン袋&ハム&チーズ&カップスープの袋&オートミール等を適当に買っといて、朝、移動時間、夜中とかに少しづつ食べ食べ進むと、ツアー終わる頃にはぜんぶたいらげています。
(スーパーの食料品には税がかからない。パンも百円以下のが多いから自炊がオトク)
それらが一様に塩味がかなり薄いんだよね、どのくらい薄いかというと、
たぶんもう日本の半分以下
成人してから二回ほど入院したんだけど、KO医大っていうのは塩ガンガン使うんですよ、VIP用一泊25万円の病床もある病院なんで、患者の幸せが一番なんで。
駒込病院は薄くて、「おお、これこそ入院食」って感じでした。
そんな健康的な駒込入院食に近い薄味で国民全員が健康に向かって爆進するイギリス。おどろきましたね…
私どもは約一年に一回現れては台風のように演奏しまくって帰っていくバンドなので、
一年ぶりにイギリスに戻って、いろいろ食べて、「うっす!!」と感じたわけですが、実は政財結託で食品業界を説き伏せて、数年計画で少しづつ塩味を減らしていったらしいです。
(興味が出てきたひとは読んでみると面白いよ!!)
健康格差社会への処方箋 イギリスの取り組み 食塩摂取を減らせ! | AKARI
それで、今回塩味薄くなったことに驚いたのと一緒に、ちょっとした発見があったので記しておくと、
イギリスに行ってその薄味に驚いたものの、
約5日ほどでなんとなく薄味に慣れてしまいました
(最もオトクなブランド、ニューゲートのトマトソース漬けベイクドビーンズ(白豆)とポークソーセージ。現地感覚価格85円。もはや塩が少なすぎて甘味のほうが勝ってる感じ)
そして、しばらくしてから日本に戻ってきて、外で食べ物買って食べてみたら「濃いな…」なんて思ったりしたのですが、これまた怖いことに、
ほどなく濃い味にも慣れてしまいました
それで今回、結論として思ったのが、
薄味も濃い味も、(自分的には)5日あれば慣れる
ということです。(個人差あると思うけど)
そうこうしているうちに、日本の私の周辺で、約二名の友達が脳溢血で入院しました。
幸い大事には至らなかったのですが、その後ややあって、
その人々が、退院したとたんにラーメン屋に駆け込んで幸せそうにラーメンのどアップをネットにあげているのを何度か見ました。
わかるけど…
実は、イギリスでロンドンに滞在するときは、(お酒呑めないくせに)ここぞとばかりにパブに入り浸って紅茶を飲みながら人間観察するのが趣味なのですが、いままでに何回か、パブや夜の道で倒れていく人を目にしました。
突然ゴトッ、ってパブの椅子からずり落ちて、なにか起こったか把握できないでいる私が「エ?」「エ?」って驚いてる横で、お客さんみんなが急病人を取り囲み、
「おいしっかりしろ!」
「ゆするなゆするな! 救急車呼んだか」
と騒ぎになる、そんなのを目にしてきて
吞む人って油っこくて味の濃いものを食べる機会が増えるから、そういう意味でこの国もリーチかかってたのかもしれないですね。
(さすがにソースにはまったなしに塩入ってます。こちらはプロモーターさんちで発見し激写した甘辛でめちゃくちゃおいしいのでなにもかもにこれかけてしまって元も子もなくなりそうなすごい危険なチリソース)
いまでもパブには、塩だのソースだの、ケチャップ、マヨネーズといったいくつかの調味料が置いてあるし、それを自己責任で一生懸命揚げ物にかけてる人とかも眼にしました。 だけど、そういう人でも朝、夕、口にしてるパンの塩分が減っているのはよかったなぁと思います。
「ゴトッ」の時期が延びるか、ゴトッってなりにくい身体になるんだもんね。
そんなわけで、私もこれらの塩味とパブでのびっくり体験のかずかずを自分の記憶と舌に刻み込んで、これからもこの日本でほどほど塩分で激動の中年に向けがんばっていきたいと思います。
今回は基本の味付けグッズのなかから減塩をご紹介しながらシメとさせていただきます
減塩の合言葉としては、料理をつくるときに「ちょっとだけ物足りない感じ」の味付けにする
食べるときは自分の中に住む「めんどくさがりさん」をフル稼働させて、「ちょっと塩足りないなぁ…」と感じたら、すぐに「でもこれからわざわざ塩ふるのもなんかめんどくさいなぁ…」と思い込むようにする(イメトレ)
そうして、塩以外の「材料の味」や「旨味」を感じるようにゆっくり食べて、「ん、うまいなぁ」と思いこむように脳内調整を行う(イメトレ)
ルーだと普通に塩が入っちゃってるけどパウダーでカレーを作れば塩味が調整できるので
みんな健康でいこうね!!
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