新型コロナウィルス大変なのに日本政府の補償がけちすぎて困ってる話

このブログは、2020年4月7日~9日にまとめたものです。


猫井が、このブログを「いまとなっては、過去のものとなった。」「出しておく必要がなくなった。」と感じるときがきたら、削除をするかもしれません。
もしくはどんどん追記していくかもしれません。

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Takaさんはロンドンに住む日本人で、音やパフォーマンスを武器に、強烈に受けるものの感受性をわしづかみにしてくるようなモダンアートを実践して生きてきた人です。

 2019年春の東ロンドンでのライブで突然出遭って、猫井に、「同じ日本に生まれ育ちながら、こんなキャラクター性が出せる人もいるのか。なんだか人ではなくて、ひとつの怪獣みたいでうらやましい。」と思わせてくれた人のひとりです。

どうやら、日本を出てイギリス…とくにロンドンに生きるということは、どんどん社会的な殻がなくなって、自分の本性がむき出しになっていくことなのです。

ロンドンにはロンドンの殻があるのかもしれないけど、日本よりもっともっとワイルドな感じがする。(いやけして態度とかではなくて…態度はむしろジェントリー)

ついついイイ子ヅラしていたい猫井にはまだその自信がないので、おもにこっち(日本)に過ごし、ときおりあっち(イギリス)に行ってはライブして、むき出しの本性を補給したりの繰り返しをしてる感じです。

 

そうそう、今回の話題は、

全世界に広がって人類と死闘を繰り広げている、新型コロナウィルスCovid 19で困っている人(私もほんとうに困ってるぞ!!!)への、国の補償のこと。

これをまとめている現在、2020年4月前半は、日本政府が国民に対して提示していくべきであるはずの具体的な補償が、どうも未だにしっかり、ばっちり決まっていなくて、

「なんなんだろうこの国」感が日増しに強くなっているところです。

 

このウィルスは、具体的に人と人とのつながりを分断しますよね。
近づくと感染しちゃうので。

 こうして私たちは、友達とのつながり、職場でのつながり、家族のつながり、国と国とのつながりを分断されてしまいかけてます。

 

しかし現在の日本の政府は、それを

さらにさらに分断して、不公平感をパワーアップするようなやりかたで補償をけっちけち進めようとしてる

ような気がするんだけど… … …

 

そんなこともあり、猫井は、Takaさんに愚痴まじりでメッセージしていました。

 

2020年4月5日

Takaさん元気ですか?

残念ながら、日本政府のコロナ対応は、すっごく遅くて、まだ政府はなにも具体的な補償の対応をしていないんです。

 

 来週の前半には、(つまり明日ですね)具体的なことが決まるという状況なのだけど、とにかくいま 一円の具体的な補償のことにも言及できず、補償対象の限定もできず、ただただ「お店に行くな。集まるな。」と通達している。


 お店を開けないと家賃が払えないので、小さな店はいまだにこわごわ開けていて、お客さんは数えるぐらいしか来なくなっていて。

 

 このままだと、お店はほとんどつぶれ、そしてそこで働く人は食べ物も買えません。 このままではコロナにならなくても自殺したり、ホームレスになる人がいっぱい出ます。


 日本でiPS細胞の研究でノーベル賞をとった山中教授が、イギリスの手厚い補償の実情をさらけ出しました。
 みんな、そのことを知って、驚いています。

情報として、日本のpoorな政治家のやりかたをもっと伝える必要があるとおもう。


 Takaさんは、コロナ騒ぎ以降、イギリス政府から、なにか補償をもらいましたか? 
あるとしたら、具体的にはどんなかんじか教えてもらえないですか? 
具体的なことを知る人が増えれば、声をいっぱい上げれば、さすがに政府の対応も変わってくると思う。

 

(注: 山中伸弥教授は、現在の日本政府や地方自治体の、コロナに対するやりかたのあまりの手ぬるさに、たいへんな危機感を募らせて、NHKの特番にナマ出演。

その場で、ちゃんとした補償が得られなければ人びともしっかりとコロナと闘えないということに言及。

「友人が、ロンドンでお店を開いているのですが、

… コロナでお店閉めなければということになって、最初は心細かったけれど、300万円が政府から振り込まれて。

従業員には給料8割保証となり、法人税も払わなくていい。

ということになって、よかった。いままで税金払ってきたかいがあったって…」

とぶちまけてしまい、すべての視聴者の

それにひきかえうちの国ってなんなんだ一体…的感情

iPS細胞爆発的に増殖に導いた功績は、ノーベル賞iPS細胞と同じ…いやそれ以上に尊い

 

さて。
以下Takaさんからのメッセージです。書かれたのは2020年4月6日

 

こいさん、お元気ですか?
こちらも日本旅行は延期しました。

今回の件では、米共和党、英保守党共々、平時にあれだけ無視してきた、実質ユニバーサル・インカム制を、期間限定とはいえ導入するという、世界が大きく変わりつつあることを感じさせられる状況になってきています。
今回は戦争ではありませんでしたね。

 

(猫井注・ユニバーサル・ベーシック・インカム(ベーシック・インカム): 政府がすべての国民にお金を毎月支給するアイデアのこと。
個人が最低限の生活を送るため必要なお金が現金で配られる。

仕事が見つからない人は、これで餓死したり犯罪したりする必要がなくなる。

働けば貯金や余ったお金で経済を回せる。

 すでに何ヶ国かで試験的に導入され始めているが、試験が貧困の人のみであったり、青年層のみだったりで、まだ完全な統計が出ていない。

これは昔から存在する「資本主義経済が煮詰まったときのアイデアのひとつ」だったが、近年の格差社会、消費の落ち込みなどいろいろな問題により、ふたたびクローズアップされてきており、昨今のコロナ騒ぎの政府対応でにわかに現実味をおびてきている。

ツイッターでも「#安部総理十万円ください」タグが出たりしてましたよね。

アメリカがはじめた現金支給。

あれも一時金ではあるのですが、均一にお金を国民にすぐに戻す。ということではひとつのベーシック・ユニバーサル・インカム的なやりかたといえるでしょう。

 

(これをまとめている4月7日、スペイン政府が今回のコロナウイルス対策の一環としてベーシック・インカムを開始すると発表しました ざっくりわかる記事はコチラ) 。

 これらは、「ユニバーサル・ベーシック・インカム…国民全員に」ではないけれど、要チェックな世界経済の動向としてチェックしていきたいなって思います! )

 

日本はいつも世界の大きな流れに気づかず、後から焦って自爆するというのを、最近では2回、江戸末期と昭和初期、にやらかしているので、今回はどうにか世界をリードする側についてもらいたいのですが、
そういう風には今のところなっていないようです、、

 

富士フイルムのアビガンは、病状の進行を止めるまたは遅らせることに有効であることが、中国その他で確認されているにもかかわらず、なぜか日本政府は国内での導入に消極的です。
日本の中枢はまだ昭和スタイルの利権で動いているようなので、このままでは昭和初期の状況の繰り返しでしょう。 

 

(猫井注: アビガン処方実施の遅さはみんな不思議がっていて、コロナ日本七不思議のひとつなんですが、ひとつはやはり薬のなかでも「効果もあるかもしれないけど(身体にも)強い」薬であるということと、政府が明確な、つよーい意思を持って指示したり方針を出したりすることができなくってあたふたあたふたやってるうちに指示が遅れてここまできちゃった感じがしています。) 

 

日本株BCG(Tokyo 172)の有効性については、オーストラリアなど諸外国で研究が始まっています。しかしまたここでも当の本人である日本は訳がわからず何もしていないようです。

(猫井注: 結核菌に対して免疫をつけるためのワクチンBCG

それのひとつTokyo 172が、もしかしたらコロスケにも何らかの免疫(っぽい作用)をもたらすんじゃないかい?という研究がなされています。

ざざっと理解する場合はこっち。

ただこれだと期待ばかりもってしまう内容となっていて、いまいち感もあるので、

めちゃくちゃ細かく理解したい人は白山オステオパシー院長のをどうぞ


うむむっ! Tokyo 172…はやく一刻も早く研究結果が出るといいけど、

こういうのにかぎって じ か ん か か り そ う ですよね…!!

 

UKでの補償に関しては、被雇用者については収入の80% x とりあえず3ヶ月分を、5月に支給することを目標に、フリーランスの人に対しては、過去3年間の収入をベースにした3ヶ月分を、6月をめどに支給、ということになっています。

 

猫井注:

UKはフリーランスが国を支えてきたとの見解から、フリーランスへの補償に最初からこだわってきました。
 ステキな言葉なのでくりかえします。

Kはフリーランスが国を支えてきたとの見解から、フリーランスへの補償に最初からこだわってきました。

 

手続きはこれから(4月中)始まるので、まだ今日の時点で個人的には何もしていません。税務省から通達が来るそうです。

 

そのほかにも、小売(というか英語でいうところのRetail)業者には、'20-'21法人税免除も行われました。

 

試算では、例えば今回、全英国民に£1000 x 3ヶ月払ったとしても、2008リーマンショックの時に英政府が金融機関を援助するために使った金額に及ばないとのことで、
アメリカや日本など、経済的に体力のある国であれば、全く不可能ではないとのこと。

 

アメリカは、GDPの10%をつぎ込む覚悟のようです。
日本も短期的には、最低でもその位の保証はするべきです。

今ケチると、その後にやってくる世界の変革の波に負けます。

 

現在は、コロナ後の世界構造の中で、日本という存在(国家という概念も今まで通りではなくなるかもしれません)がどのような位置にいることができるかを決める重要な局面であると思います。

 

今回は、黒船が来るまでボーッとしてたり、新技術に注力せず戦艦大和作っちゃったりするいつもの癖が出ないことを願っています。

 

Taka*

 

Takaさん。メッセージありがとう。
しょっぱかったけど読めてよかった。

 

一般論としてはね、「お金をケチること」 「節約するクセ」 があるのは、いいことだとおもいます。
浪費癖がとまらないと、お金なくなっちゃって、突然なにか事件があったときに、困り果てることもあるし。

 

だけど、そうやって節約したお金って、大災害のときに一気に。借金してでも(国が借金する場合は国債ですね)。不安に暮れてる人たち…国民にしっかりと還元する国が、ホントのかっこいい国なのではないでしょうか。

 

これからどうなっていくのか…

 

とりあえず手ぇ洗おーっと!!!

 

おまけです。
ノーベル賞受賞科学者山中伸弥教授による、新型コロナウイルス情報発信のウェブサイト。今回のコロナをテーマに、提言、世界の対応、情報分類など、正しいコロナとの闘い方が見えてくる、いま日本でいちばん大事かもしれないウェブサイト。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

 

もひとつおまけです。

安倍首相が4月7日、緊急事態宣言を発令した際に、国民に対する補償のことも言わないと袋叩きにあうので、一世帯三十万円援助とかを言ったはいいけれど、

もらえる条件がめちゃめちゃきつくってたははははははははははってなってる人がほとんどだと思います

 (ほとんど意地悪じいちゃんが「お前こまってるんだって?三十万こづかいやるぞ!」「まじですか!めっちゃ助かる!くださいっ!!!」「走って鹿児島まで取りにこい!そしたら玄関で渡してやる!わはははははははは!!!」的な無茶ぶり)

 

 今回、コロナウィルスに対する日本政府のやり方や進め方を見ていて、

ひょっとしたら政治家の人たちってもはや、国民が、どんな暮らしをしていて、どのくらいのお金でごはん食べて生きていて、どうやって電車やバスで通勤してるか、まったく把握できていないんじゃないかなぁという感想を持つしかない猫井です…。

 でも、ツイッターやユーチューブの中継とかで意見を呟いても、政治家の人たちはほとんど(まったく)読んではいないと思います。だってこれまた匿名アカウントのめっちゃくちゃ意味ないコメントばっかなんだもん。 こんなん裏庭にゴミ捨てるようなものだよ。

 

 もしあなたがとくにとくに強く思うことがあったら、正式な方法で相手さんに届けてはどうでしょう。 

意見フォームです。

与党自民党のフォーム    与党公明党のコロナウィルス政策用フォーム

 

 

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今回のCMはこれ…

マンガとバンド総合コンテンツたいれる社のホームページ
オトナ向けが多いけど、いろいろなコンテンツのご紹介とか、チョイ読みも。

よかったら遊びにきてね~!!!

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