(非常時にはすべてすっ飛ばして、赤字の部分のみを読んでください。
とにかく使いたい人は赤字のみ。
伝言に暗証番号をつけて、暗証番号を入力しないと相手が聞けないようにしたい場合は、緑の字も読んでください。)
※2019年10月12日アップした記事のなかで、「固定電話以外の番号では登録できない」と書きましたが、それは間違いでした!
正しくは
「被災地の方などの加入電話・ISDN・ひかり電話・携帯電話・PHS・IP電話の電話番号。(固定電話の番号は市外局番から入力する必要あり)」を登録できます。
このシステムは非常用なので、(一定の日、時間帯を除き)普段はテストすることができないため、調べて書いたものです。そのため正確にお伝えすることができませんでした。
お詫びして訂正します。
災害伝言ダイヤル 171 ってよく聞くけど、どうやって使うんだろう…
その使い方をおさらいしてみたので、書いておくよ!
あなたが災害時に、大事な人とはぐれたとします。
その人と電話やスマホで連絡がとれたらひと安心ですが、なかなか取れないときに使用するのが災害用伝言ダイヤルセンター 171です。
まず、
この災害用伝言ダイヤルセンターは、非常時のみ使用できるようになる、大人数の人が利用できる、いわば「留守番サービス」のようなものです。
自分の携帯や固定電話、友達、ボランティアの電話を借りて利用できます。
(INSネット及び、ひかり電話でダイヤル式電話を使用している場合は2019年10月の時点では利用できません。)
アナウンスにしたがって、「録音する」か「録音を聞く」を選び、
次に安否を知りたい相手の電話番号を入力し、共通の電話番号を入力した人どうし(家族や同居人同士)が、伝言を録音したり聞いたりするためのサービスです。
災害時に家族や同居人とはぐれてしまって、その人の無事が知りたい。現在どこにいるか知りたい。
もしくは、いま自分が無事なことを知らせたい。どこにいるかを知らせたい。
そんなときに…
聴く「家族や同居人の無事が知りたい。
もしくは
現在どこに避難しているか知りたい。」
・電話が通じる端末(電話機、スマホ、携帯 )で、171とダイヤルします。
・そうすると、案内の音声が流れます。
「こちらは災害用伝言ダイヤルセンタです。
録音される方は1(いち)、再生される方は2(に)、暗証番号を利用する録音は3(さん)、暗証番号を利用する再生は4(よん)をダイヤルして下さい。」
後半は無視でかまいません。(アナウンスの途中でもOK) 2を押します。
・案内にしたがって、知りたい相手の電話番号を入力します。
(ここまでの作業ができない場合、使っている電話機がシステムに合っていないかもしれないので、別の電話機を借りて再度やってみてください。)
・もし家族から伝言が入っている場合(同じ電話番号を押してなにかメッセージを録音した人がいる場合)、再生されます。
※相手が伝言に暗証番号をつけている可能性が高い場合は、
アナウンスが流れたら4を押します。
・アナウンスが流れたら四桁の暗証番号を押します。(この番号は、普段から連絡とりたい人同士で打ち合わせしておく必要があります。)
・案内にしたがって、知りたい相手の電話番号を入力します。
(ここまでの作業ができない場合、使っている電話機がシステムに合っていないかもしれないので、別の電話機を借りて再度やってみてください。)
・もし家族から伝言が入っている(同じ電話番号を押してなにかメッセージを録音した人がいる)ときは、再生されます。
録音する「自分が無事なことを知らせたい。
どこにいるかを家族や同居人に知らせたい。」
・電話が通じる端末(電話機、スマホ、携帯 )で、171とダイヤルします。
・そうすると、案内の音声が流れます。
「こちらは災害用伝言ダイヤルセンタです。
録音される方は1(いち)、再生される方は2(に)、暗証番号を利用する録音は3(さん)、暗証番号を利用する再生は4(よん)をダイヤルして下さい。」
後半は無視でかまいません。(アナウンスの途中でもOK) 1を押します。
・案内にしたがって、知りたい相手の電話番号を入力します。
(入力が無効な場合、いま使っている電話機はシステムに合っていないので、別の電話機を借りて再度トライしてください。)
・案内にしたがって、用件を録音します。
(たとえば 「無事です。~(家族の名)と一緒に、~という避難所にいます。」など)
・もし家族か知り合いが、同じ電話番号を押して「メッセージを聞く」を選択した場合)、あなたのメッセージが相手に再生されます。
録音時間は30秒です。録りなおしも可能。録音は48時間残り、過ぎると消失します。
大災害でいろいろな人からの録音が殺到した場合、録音できないときがあります。)
※伝言に暗証番号をつけて、暗証番号を入力しないと相手が聞けないようにしたい場合は、
アナウンスが流れたら3を押します。
・アナウンスが流れたら四桁の暗証番号を押します。(この番号は、普段から連絡とりたい人同士で打ち合わせしておく必要があります。)
・案内にしたがって、用件を録音します。
(たとえば 「無事です。~(家族の名)と一緒に、~という避難所にいます。」など)
・もし家族か知り合いが、同じ暗証番号と同じ電話番号を押して「メッセージを聞く」を選択した場合)、あなたのメッセージが相手に再生されます。
注) 日本の何箇所かが壊滅状態になるような災害で(ギャオスが東京、キングギドラが名古屋、ガメラが通天閣など)、NTTのシステムがある場所がダメージを受けた場合は使えなくなるようです。
最近は、スマホと携帯持ち、など、一人が複数の電話番号を持っていることが増えましたよね。 そんなとき、相手と連絡を取り合いたいからといって、違う電話番号を入力して何度も何度も聴く、録音するを繰り返すと電池がもったいないので、普段、同居の家族や仲間と、
「災害伝言ダイヤルを利用する場合はこの電話番号」みたいに、
たとえば「おとうさんの携帯」、もしくは「家の固定電話」というように、非常時に災害伝言ダイヤルで使用する電話番号を決めておくのもいいかもしれませんね。
「1階の父さんの寝室のたんすの奥に隠してある秘密のお宝一式の確保頼む!」など、伝言に暗証番号をつけてメッセージのやりとりをしたい家族は、暗証番号も併せて決めておきましょう。
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さて、ここからは無駄話なので、災害時でないときに読んでいただければ幸いです。
猫井は昭和中後半世代です。
昭和頭~中盤世代が比較的数字とか機械に弱いのも知っているし、
平成世代が生まれながらにしてスマホを指先のように使えるのも知っている。
しかし、NTTよ…
わたし、すっごく言いたいことがあるんです。
せっかく災害用伝言ダイヤルを準備してくれたのはいいけど、
なぜこんなにしちめんどうくさく
親切のつもりなんだろうけど誤解を生むような分岐なんか作って、
災害時の皆さんを混乱に陥れるようなシステムにしてしまったのでしょうか!?
これって本邦最大の弱点(細かくして失敗)の典型例です。
水が欲しくって意識がもうろうとしてる人に、
「水ですね?水をボランティアに預けたい人は一番を。
水が欲しい人は、二番を選んでください。
ポカリスエットもあります。ポカリスエットをボランティアに預けたい人は三番、
ポカリスエットが欲しい人は、四番を選んでください。」
と言うようなもので、
理解しようとしているうちにその人完全に意識を失いますね!!!
こういう非常事態用のコミュニケーションのシステムの構築がもっともうまいのはヨーロッパの人たちだと思っています。
彼らだったら、こうするでしょう。
・非常時にXXXにダイヤルし、安否を知りたい人の電話番号を入力すると、メッセージを録音できる。
・非常時にZZZにダイヤルし、安否を知りたい人の電話番号を入力すると、その番号の人が録音したメッセージを聴ける。
暗証番号は廃止。これがあるため混乱して、使えず困っている人たちが大勢います。
ここがネックになっているため、テレビでもしっかり報道してない気がする。
これじゃせっかくの災害用伝言システムも意味ないです。
NTTよ…
本当に使えるシステムにしてください。
おまけとして、これまたわかりづらく混乱を招くNTT東日本の災害用伝言ダイヤルのホームページをリンクしておきます。「PB信号を出せる操作」とか…被災者に鞭うつ専門用語と、「詳しくは通信機器の業者にお問い合わせください」みたいな、非常時にお問い合わせなんかするわけないだろ的なブラックジョークのオンパレード。
こっちのBiz光のページのほうがニンゲンの言葉で書いてあってわかりやすい
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時間ができたら、猫井の
でも読んでね!