こんにちは、中央線の不穏な民 猫井るととです
クレジット・カードはあんまり作らないようにしてるんだけど、(作ったってほいほい使えるだけの定収がないので)
実は海外旅行する手前、何枚かは持っているんです
(海外はカード払いしかできないときがあり、持ってて助かったこともあるので必携)
今回はそのカードが不正使用されて怒り心頭に達した話をかきます。
・いつ漏れたか・ 2019年、春先
・何回不正使用されたか・ 3月、4月請求分の2回
・なにに不正利用されていたか・ 携帯の通話料もしくは通信料と高級リゾートホテル代
・どこで漏れたか・ 私のバンドの春先のUKツアーのため、ロンドンの安宿を、とあるホテルを予約するサイトを通してカード予約したところ即効で漏れた
とあるホテルを予約するサイトは、外資系のサイトです。(オランダの会社のようです)百パーセント黒(原因)かどうかの確証がないので、仮にブッ~~~.コムと呼んでおきましょう。
そこは3年前から使用してて、いままでは問題なかった。
でもいつ問題が起こるかは予測不可能なんですね…
バンドのツアーでは、基本ほとんど友達や雇い主の家に泊めてもらい、経費を節約しているのですが、そのスペースがない地域で宿泊するときとか、あと観光の日のためのホテルは、メンバーの自費で手配することにしています。
ロンドンの宿はそのとき結構いい値段にディスカウントされていたため、そこのウェブを通して予約したのは正解だったと今でも思ってますが、それにしてもまいったよ!
そのカードは使えなくなるし、決着つくまで鬱々としながら長い間またなきゃいけなかったんだもん。
いつ気が付いたかを書くと、4月末。
ツアーから戻ってきて、バンドで使用した分を経費としてチェック。
あと、私がホテルはブッキングして立替えてたので、ギターの人に半額請求するために確認しようと思って、保管しておいたカードの明細書に目を通したところ、その明細書には我々が泊まったホテルの金額は出てなかった。(我々の泊まったホテルの請求は、その前の月の明細書だったみたいです。このあたり、忙しさのあまり月々の確認がいーかげんだったことがバレバレ)
そのかわり、見慣れない料金が。
2月18日 VODAFONE LTD (NEWBURY) 15850円
なんじゃこりゃ?(写真参照)
ボーダフォンて社名は大人の人にはなつかしいですよね。
一時期日本にも進出しましたが、携帯事業からは撤退した。
(日本は携帯の料金体系が複雑怪奇でめちゃくちゃ高いので、どうしようもなくなってとっとと逃げてったぽい) けど、世界最大の携帯会社です。
ツアー旅行はメンバー二人ともauのアイフォンをそのまま持って行って国際ローミングしているので、このカードから携帯料の引き落としがかかるのはあり得ないことでした。
しかも15850円というのは高すぎですよね。私の今回の3月~4月のツアーでは、かけ、受け含めて10分以内でのりきったと思ってたし。(国際通話は受けにも料金が必要)
それで、うむむ…と思っているうちに春真っ盛りになり、あれよあれよと思う間に4月が来てしまって、次の請求書がどひゃーでした。
VIRA PARLAMENT (BUCURESTI) 157980円
なんじゃああああこりゃあああああああっ?!?!?!?!?(写真参照)
15万円のルーマニアのホテルになんかに泊まるわけねーじゃんっ!?!(おもわず木更津弁)
今回のロンドンのホテルは合計で2万以下のはずじゃんっ!?!
と、震える手で私はスマホをつかみカード会社に電話したですよ。
お姉さんは私が木更津弁で「使った覚えのない金額が2回も請求されている」と申し立てたのを冷静に把握し、では、これから調査させていただきます と言うんだよ。
お姉さん「お客様への銀行引き落とし請求は、既にかかってしまっています。
既に3月請求分のボーダフォン分に関しては、引き落とされています。
こちらは不正使用が立証された際は、お払い戻しとなります。
4月請求分のホテルに関しては、これから引き落としで、止めることはできません。なので、もしも実際のお支払いを避けるためには、お客様の引き落とし口座にある預金を、この金額より少なくしておいてください。
そうすれば、金額が足りなかったということで、引き落としがかかりません」
なるほど。ではそうするしか…。
猫井「お金をこっちが払わないといけない事態になる可能性は!?」
姉「それはいま何とも申し上げられません。」
猫井「万が一そうなっても払えるお金はまったくありません(きっぱり)」
姉「そうですか…(としかいえない様子)」
電話口のお姉さんを困らせても仕方ないので、別のことも質問してみました。
猫「審査は、どれくらいの期間かかるんですか?(長く待つのはいやだなぁ…)」
姉「そうですね、だいたいは4~5ヶ月ほどかかりまして、今からですのでおそらくは7月中…相手の返事の返りが遅い場合は、8月頭までいってしまう可能性も」
ぐわーーーーーー! 遅い!!!
もともと気が短いのに…そこまで待たないといけないとは…あ あ あ あ あああああああ~(みみずのようにのた打ち回る)
というわけで、私は 普段どおり のんきに 愉快に 一生懸命に 暮らしつつも、いちまつの不安が消し去れない不安定な日々を送ることになったのでした。
はらいせにフェイスブックで、英語の仲間たちに今回の惨事をぶちまけたところ、
「いやたまにある」
「オレも~」
「私もやられた」
と、あるある不正使用被害の話のオンパレード。
心配は完全払拭とはいかないまでも、ちょっとだけ心がなごんだかなぁ…
しかも皆さんの書き込みで、めちゃくちゃ心に残ったのが、犯人が手に入れたカードのデータを不正利用して何を買ったかってことで、
「歯磨き」とか、「ライブのチケット」とか、「食器」とか、
…そんなもんくらい自分のお金で買いなさいよ
あと、「歯の治療」っていうのもあって笑いました(すぐ捕まりそう)
あとは~航空のウェブでチケット予約のページからチケットを購入したとたんに情報がもれて不正使用とかあったって書き込みもあって、
もう何もかも信じられないですよね…
ただ、ちょっとどうなんだろうってぷんぷんしたのが、海外の友達のみんな、不正利用にあってから、だいたいすぐに、かなり早く請求を回避されているんだよね。
被害が多発しているので、応対もスピーディーなのかもしれないですよね。
日本だけ、なぜこんなにかかるんだろう。考えてもわからないことだけど…。
さてそんなこんなで、私にしては気が遠くなるくらい待って待って待って…
その間3回ほど電話がカード会社からかかってきました
一回は「ほんとうに使用した覚えがありませんか?」
という確認の電話でした。
「千パーセント不正使用されたっていう自信ありますよ、必要ならパスポートの出入国のスタンプのページも含めたコピーを送ります。2月はまだ日本国内だし、4月1日はルーマニアの一泊15万円のホテルじゃなくって一泊2500円のロンドンの安宿にいたんです(怒)」
とお姉さんに言い放った猫井。
お姉さんは、「いえ、資料を送っていただくことはありません、聞き取り調査ですから」 と言ってましたね…
いちばん血圧が上がった瞬間は、お姉さんの情報により、不正利用した犯人が、ルーマニアのブカレストの五つ星のホテルに家族三人で泊まったってことが判明した時でしたね…
不正利用で家族旅行すんな(怒)
ついでなので、「このあとはどういうプロセスを踏まれるんですか?」
と聴いてみました。
お姉さん「クレジット請求を出した会社に問い合わせを送ります。カード使用者から不正請求の訴えが出ているということに関してです。会社は、出された訴えに対し明確な証拠を示す必要があります 」
猫井「会社っていうのは、ボーダフォンとルーマニアのホテルですよね」
お姉さん「そうです。そして、ある一定の期間を経て、相手から正式な回答がなされなかった場合、…」
こちらの言い分が通ったということになり、相手に支払いの義務が生じる。
つまり今回はボーダフォンやルーマニアのホテルに支払う義務が出る。
ということらしいです。
ちゃんとした支払いであったかどうか ってことを確認する義務をおこたったので、負け ってことになるのでしょうかね…。
商売というのはほんとうに大変なものなんですね…
ほんとはね 会社というよりは 私のカードを不正利用した本人をとっ捕まえてそいつに支払わせてほしい。親子三人で私のカードで長電話したり15万円のリゾートをしくさった犯人家族に…(妻子とて許さないです! 働かす)
春に発覚して、夏まで待った。
時間もあったので、どうしても犯人のことを考えてしまいました。
最初のボーダフォン15000円というのは通信料ではないのかもしれないけれど、もし通信通話料だとすると、国際電話を長々とかけたような料金だとおもいました。
そのボーダフォンには課金の地として NEWBURYとかかれてました。
NEWBURYというのは、ロンドン近郊の片田舎です。ここですね
ここを経由して、私のクレジットカードを不正使用して国際電話をかけた犯人は、ロンドン近郊で仕事を得ている移住者の可能性があります。
ロンドンはEU連盟開始後、すごい量の移民が働くために移り住んでいて、ロンドンを巡ると、商店の人や労働者はほとんど移民さんだったりします。
真夏には全員本国のイギリス人はリゾートに行ってしまうので、ロンドンでは真夏に「英語が聞こえた!」というギャグがあるくらい。
倹約家や、つましい暮らしの人は、わざとシーズン外して、一足先(春)にリゾートに出かけたりしているようです。
そんなわけで、ロンドン郊外で仕事してる奴が、あるとき私のカード情報を入手したので、そっこー故郷(たとえば東欧諸国です)に電話をかけ打ち合わせして、家族と合流してルーマニアのホテルを利用した。 という推測をしたりしておりました…
しかし推測はできても具体的な調査は自力では無理です。
私にできることはときおり思い出して犯人とその一家を呪うことくらいでした。
残り2回の電話は、各不正使用が、それぞれ不正と認められました という報告の電話でした。
めでたい、めでたい電話でした…
すでに払ってしまっていたボーダフォンの分は、-(マイナス)金額がついた請求書が来て、返金となりました。
よかった。 待ったのはいやだったけど、私に料金を課さないことにしてくれたカード会社には感謝した。良い結果だったので名前を出しますね
セゾンのVISAカードです。
銀行のキャッシュカードと一緒になってるタイプのカード。
精密な調査をありがとうございました。
不正請求が判明したとたんに、いったんカードを停止してしまったので、先日あらためて作りなおしに銀行に行ってきました。
記念に、書面でうちに届いた「今回のはチャラになったよ。よかったね!」という意味の、正式な種類を掲載しちゃいます。 これ!
ただね、…ちょっといいたいことがあるんですけど、この書面…
このブルーとピンクは私が説明のために塗ったものなんですけど、
この書面、ブルーのとこだけ見ていると、
「えっ? えっ? ええっ???」ってならないですか?
ご請求金額 ってあるので、やっぱり払わなきゃいけないことになりました!って感じしないですか?
気が速い心配性の人だったら、血圧一気に上がって意識失っちゃうかも…
ピンクの部分まで読むと、「ご請求が取り消しになりました」とあるので、
ああ違う、上記の請求が取り消されたんだ、よかったよかった ってなるのですが…
まぁそれはおいといて、ホントにめでたい!!!
賞状入れるガクに入れて壁にはっときたいくらいめでたい!!!!!(はらないけど)
というわけで、今回のまとめとして、自分にも言い聞かせるつもりで書いてみると
※カードの不正利用を防ぐには※
・使用しなくていいのであれば使用しない。
・できればインターネットにカードをつながない。
でもそれだと不便なので…
やむをえなく不正利用されちゃった場合にしっかりフォローしてくれるという評判の会社のカードにする。
・明細書は来たら必ず速攻で目を通し、変な請求がないか確認する。
(補足:いつもいつも、ずっと購入実績のあるお店で、それまでなんともなかったとしても、今回のようにあるとき突然不正利用が始まるパターンもあるので注意)
(国内、もしくは日本人に人気のハワイなど日本に親しい海外のみでの使用であれば、エポス、楽天、JCB、オリコなど、使用するとすぐに確認のメールが届くサービスを行っているカード会社もあるようです。カードのサービス詳細で、メールお知らせサービスとか安心お知らせサービスとかそういう名前がついてます。)
・変な請求があったら間違いでもいいので必ず即電話。外国くさかったらどの国で何のために使用されたかをチェック。申し立てする時の参考にします。
今回すぐに連絡できてなかったのにお金返してもらえましたが、カードによっては、規定の日数越えての不正使用は、返金してくれないところもあるようなので、心配になってきた人は、自分のカードがどれくらい過去にさかのぼって不正利用を補償してくれるか調べてみてください。
ともかく請求書来た-すぐ確認は習慣にしてたほうがいいようです。
あと今回はネットで漏れてしまったわけだけど、話によると海外旅行で高級レストランとか高級デパートで買ったところから漏れたって話もあるので、格式はぜんぜん安全性とは関係ないみたいですね。
ーーーーーーーーーーーーーーー
今回のスポンサーは猫井の猛烈な怒りと呪いが盗人ファミリーを恐怖のどん底に叩きこまないけど、猫井がどろどろとベタを塗り、千之ナイフが中山市朗さんの原作で描き上げた本当に恐ろしい呪いの実聞録。読んでね!
--------------------------------------
おまけリンク。それでもクレジットカードがとっても好きなあなたに
キャッシュレスで得しよう! クレジットカード&スマホ決済&電子マネー&ポイントのかしこい選び方・使い方
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2019/06/13
- メディア: Kindle版
- この商品を含むブログを見る
クレジットカード&スマホ決済&電子マネー「キャッシュレス」徹底活用ガイド (マイナビムック)
- 作者: 岩田昭男
- 出版社/メーカー: マイナビ出版
- 発売日: 2019/08/29
- メディア: ムック
- この商品を含むブログを見る
・お礼・ 事件が衝撃的だったためか、私の怨念がすごかったせいか、皆様に「大変でしたね」のお声や、はてなスターなどをいただき感激しています。どうもありがとうございます。