コロナ対策の消毒で手湿疹でたよ!

ついに出たよ出ましたよ。さっすが皮膚の弱い猫井。

コロナ対策の消毒で手湿疹でたよ!!

 

わーパチパチパチパチパチパチパチパチ
…っかゆっ…

それがね不思議なことに、湿疹が現れるのは薬指の第二間接の表側。 そこが1個、2個、ぷつぷつって突如として盛り上り→強烈にかゆいのでかいてしまう→ぷつぷつがもっとかゆくなる→精神力でたえる→しかしかゆいのでかいてしまう→ぷつぷつがもっとかゆくなるの無限地獄。

 

なぜコロナ対策の消毒のせいと断定できるかっていうと、症状が買い物と連動してるのに気づいたから。

買い物っていっても気楽なショッピングとは限らない。
たとえばスーパーのはしごとか

もしくはアイテム購入しに駅ビル行って、帰りに近くのスーパー寄って

戻ってきて、夜、寝て

翌日、かならずそういう症状が勃発

 

自営なので、外出の機会がなくって何日か外に出ないときもあります。

そんなときはなんともない…。

 

お店に1軒入るごとに、消毒用のアルコールやジェルで手を消毒してる

2軒入ったら2回消毒…あっ違う、入るとき出るとき消毒で4回

3軒まわったら6回だ。あっ戻ってきたら手を洗ってるし!!

つまりは、アルコールのせいだということが立証されたわけです。

 

アルコールや手洗いにより、いままで手をまもってくれてた皮脂がなくなってしまって、乾燥がバンバン進むからかもしれないですね。

困っちゃったよ。

 

ただね…そんなの私が2009年に体験したアトピー地獄に比べたらでもないぜ!!

 

さっそく治療開始した猫井です。

 

それをまとめておくので、私と同じように「コロナ騒ぎ以降、消毒用アルコールで手あれを起こしてる人」。また、「手湿疹で困ってる」人は、参考にしてみていただければうれしいです。

 

ゆるいのから最強のものまでご紹介しますので、「かなりひどい」人はニュートロジーナ以降↓にワープしてお読み下さい。

 

 あ、ひとつアドバイスが。「皮膚が壊れて割れちゃってて、汁とか出てる人」は、割り切ってステロイドに頼ることをおすすめします。 ステロイドでまずはその割れた部分を改善してください。 割れたのがふさがったら、安心してハンドクリーム使えるので。 ステロイドのご紹介はこちら! 

 

アバター系列

アバターを配合したものはかなりいいです。普通のものより「修復」してくれる感が強い。油分が多いもしくは油分のかたまりなので、おやすみ前にどうぞ。

猫井は枕元に置いて、寝る前塗ってます。

(塗るのを忘れると、規則正しく翌日手湿疹が復活します)

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ラストのBODYSHOPのは全身用のサラッとしたやつです。軽いのが好きな人向け

あ、そうだ。弱点もあります。評価にもかかれてますが、アバター系は酸化しやすいので…いいもの(いろいろ添加物が入ってないやつ)ほど早く酸化していくので、ワンシーズンくらいをめどにばんばん使ってくださいね。

 

そうそう、今回はハンドクリームの回なので、「すごくいい香りのもの」とか「おしゃれなもの」も紹介したいはしたいですよ。だけど、きりがないし、今はいい香り楽しんでる場合じゃないですよね? 

心を鬼にして手荒れを治すのに特化したものを貼っていきます。

 うっ!!!くっ…こ、困った! 紹介したい気持ちをがまんできない… 
そうだ、こうしよう!「治ったら使って欲しいもの」として紹介しますっ許せ!


めちゃくちゃいい香り

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 「センセーション」これねぇ、猫井はハンド&ネイル屋さんで安売りになってるのをゲットしたんですがアイスクリームみたいに甘くってこっくりしたいい匂いなんだよ~!! チェリーソースのかかったレアチーズケーキみたいな…もうね大好き。

これ時々塗ってくんくんすると、お腹もすかないのでダイエットにもなりそうですね。(荒業)
基本ボディにも使えるので、問題ないとこに塗り塗りしてもいいかもですね。 

 

…戻します

ニュートロジー
ニュートロジーアメリカのジョンソン&ジョンソンの配下の老舗スキンケアブランドです。すばらしく良いです。日本だとちょっと高いけど、その高さもがまんさせちゃうくらいいい商品ばかりという印象があります。

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赤いのは「超乾燥肌用」。粉吹いてるような荒れに。

ほんの少し(大豆くらい)出してぬりぬりします。

ワセリンぽいのに、なめらかに広がりしばらくするとサラリとなじみ気にならなくなる不思議なテクスチャーです。いったいぜんたいどんなテクノロジーなんだろう…

 

ニュートロジーでいまいちだった人、もしくは手を非常に使う仕事の人。

今回の真打。猫井の手荒れの最終兵器をご紹介します。

浸透性皮膚保護クリーム ボルダースキンケア ムースタイプ

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高っ!!」と叫んだ人。こいつ一生モンですョ!

 

昨日もついついうっかりハンドクリーム塗ってなくってスーパーやドラッグストアに寄り、さんざん消毒用スプレーで手の皮膚を乾かし、手湿疹をこじらせたので、本日あわててこのボルダーくんを塗ってますが、「ぷつぷつももう治まった」し、「手肌のキメが戻ってきた」ですよ。

 硬くテカテカになっていた手肌が、マットに落ち着いてます。
 ムースタイプで、一回分をシュコッと出し手全体に塗り乾かします。

乾くとさらさらになるので、安心していろいろな作業ができます。

手が荒れてるのに作業がら手袋できない人。ぜひ一度使ってみてください。

 

追記。今回ボルダーくんを紹介するためアマゾン見てたら、ボルダー強力なライバルがいることが判明しました。

こいつらです

//


説明を読むと、これも肌にバリアのようなものを作って護り回復させるタイプのもので、お客さんも仕事上手袋できない人とか医療関係の人とかアトピーの人とかボルダーくんとタイプが似てます。いっぱい星もついてるな…。


 猫井は使用したことがないので使用感などの感想かけないですが、よかったらこれもどなたかトライしてみてください。

 

全国の数千万人の手荒れのみなさん…

がんばりましょう! コロナいっこくも早く壊滅しろ!イェー!!!

 

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激闘!アトピー回顧録 10メイクをあきらめない日常編

アトピー盛況 メイクをあきらめない

 

1・まずはアトピー華やかなりし時期の日常メイクの記録です

 (ここに書かれていることは、「アトピーの人はこうすると治りますよ」ということではありません。私が個人的に自己判断でやったことの記録です。)

 

顔が少しむくんで、ほうぼうの負けてる部分がただれたように赤っぽくなってしまっていたので、景気づけのためにもメイクが必要
しかしながら当時はメイクもくそもないくらい危ういお肌に

 

このジレンマを解消すべく私はすごい勢いで手作り化粧品の原料を調査しました。

 

まず、大原則として、「メイクをしている感じ」というのは、どういうものなのかを考えてみた。

 それによると人は、

1 唇に少し赤みがあり、

2 肌がやや白い、もしくはまだらではなく均一な色味や質感

だと、メイクしてる感が出るのではないかと思ったわけで、

その二つをある程度やればいいのではないかという考えのもと、当時の肌の状況でそれらができるアイテムを探しまくりました。

 

その結果発見したのがこれ!

 

亜鉛華軟膏

 

これってほんらいお肌を保護しつつ乾燥させる作用の軟膏で、たとえば赤ちゃんのおむつかぶれとか、あせもの塗り薬などに大昔から使われている大変レトロなアイテムなのです。

抜群な薬効は少ないし(ごめん…亜鉛華軟膏)、肌への悪い作用も少ない(注/薬の成分に負ける人もたまにはいるようです)

当然メイク用ではない…だがしかし! 

 

この軟膏の色がまるで絵の具をワセリンに混ぜたように真っ白なところに私は着目した!

 それでためしに使ってみたらある程度いける(あくまで猫井の私感です)ので即採用

 

勝手に編み出したメイクとしての使用法

 

まずは絶対に安心なオイルなどで肌を保湿しておく。オリーブだと肌を光からも保護してくれる効果があるので、私はオリーブオイルを使用していました。

(洗顔後に一滴くらいつけて顔全体に薄ーくのばした後ティッシュでオフ。)

 次にこの亜鉛華軟膏でっっっっきるだけうすくのばします

かなりうすくのばしても、白い不透明な色が薄く残ります。

結果、赤みをほんの少しだけどカバーしてくれたよ!

ヤッター!!

 

のばした上から、でっっっっきるだけ問題のないパウダーでおさえてテカリをとる。

パウダーは、香料とかいろいろな成分が入っているとそれら添加物に肌がやられるのが心配なので、手作り化粧品のコーナーなどをあさって、パウダーを確保。

ようは原料を、化粧用のパウダーとして細かく細かくしたものです。

それを、そのままパウダーとして使いました。

 

 

↓原料用のパウダーなんてどこ売ってんだよ!!って人は、こーいう肌用パウダーで稿料が入ってないものとかを探してみてください

(注/原料の成分に負ける人もいるようです。あと、つけること自体が刺激になってしまうほど状況が深刻な場合は控えてください。実践してみる場合は肌の調子が安定してるときに短時間試して、チェックしつつ使用してくださいね。)

 

ベースが完成したら、手作りの口紅というか色つきのリップクリームを塗ります。

材料はこんな感じ

作り方は劇的に簡単で、ろうそくをともして、ミツロウ(ビーズワックス)をスプーンであたためる。

(夢中になって前髪、焼かないでくださいね私は何度かやりました…)

 すぐに液状に溶けるので、そこに色素を耳かきみたいな小さいスプーンで混入。

あるていどソフトで塗りやすいようにするために、少しオリーブオイルを滴下。よ~くかき混ぜて、こんなかんじの口紅パレットに流し入れる。

冷えて固まったら完成です。

楽しいから肌が丈夫な人も、手作りリップクリーム、つくってみてね!!

 

こういうパレット系の口紅は、ブラシで塗ります。

(筆はオリーブオイルで定期的に洗うと安心)

(保存料を入れないので、ある程度すると劣化していきます。なので一ヶ月なら一か月分を少なめに作って使い切り)

 

 私は赤色の顔料(ベンガラ)だけで作ってました。昔の舞妓さんとか、江戸時代の女子はみんなこれ系だったんだよねたぶん。

Japan Red.....ストレートでストロングな赤で、カッコいいぜ!

 

色の濃さもひとそれぞれ好みがあると思うのですが、当時猫井は自然に見せる意図のもと、いったん塗ってからいっぺん軽くティッシュでおさえて、それでよしとしていました。

 

肌を整え、唇に色をつけて、これでメイクしましたよ的な感じで、一時期はこれにて外出してました。堂々と… 

 

あ、ひとつだけ注意が。

このベースメイクは、油やけ(油を塗った肌で日光に当たると、日焼けが加速されてしまう)する危険性があります。いちおオリーブオイルでブロックはしているつもりだったが、もともとの肌がよくない時期でもあるので、当時はこの状態で絶対に直射日光に当たらないようにしてました。移動は日陰が鉄則。

なんとかなったよ、もともと日陰者なだけに。

 

 それと、言わずもがなですが、メイクして出かけたら、帰宅後めっちゃくちゃしっかりと落としてました。ほこりもいっぱいついているし、油も塗ったときから時間がたっているし。(落とし方は、次回の11メイクステージ編を参照してくださいね)

「私は軟膏をファンデの代わりに塗るほどひどくはないんだけど、敏感肌なんですよね。安心して使えるベースメイクってなにがおすすめですか?」

 そういう質問を受けたことがあるので、補足です。

 

まず、いろいろ書かれてますが、私の個人的な見解としては、「ミネラル」系のファンデはやめたほうがいいと思います
 理由があります。 ミネラル系 というのは、もともと舞台化粧とかメークアップアーティストの人が使用している、「粉の粒子が(わざと)粗い」メイクアップです。

 粉が粗いと、粉が皮脂を吸収していやがうえでもマットに映るので、テカリやライトの飛びがなくなって、写真写りが良くなります

(そのかわり脂が浮きやすくテカリやすくなるので、ひんぱんに粉を使う必要が出てきます。効率悪いけど写真はキレイに映りゃ勝ちなので)

 

それがいつの間に「肌にいい」ことになってしまったのか?
少なくとも猫井はアトピー落ち着いたあとに使ってみたけど肌が呼吸できない感が強くってだめでした。

 
 敏感肌の人におすすめできるファンデーションは、「比較的大きめのメーカー」が作っている、「肌に優しい」ラインナップ。

企業も威信をかけていて、どこまで肌に負担をかけないかを競ってるような気がする。


おすすめのブランド

ノブ(NOV)

ラ ロッシュ ポゼ

dプログラム

猫井が大丈夫だった製品です。 (NOVノエビアラ・ロッシュ・ポゼはロレアル。dプログラム資生堂のブランドです)

スポンジでとって使うようになってるパウダーファンデーションは、替えのスポンジも準備して、めんどうですが毎日スポンジを洗って使ってください。

皮脂がついてそのままになったスポンジは細菌のパラダイスじゃけん。

 毎日洗うのがめんどくさい人は思いきってリキッドにしましょう。

慣れるとやっぱり衛生的で安心だよ~

 

プチプラで肌に優しいものはないですか?」

確かに…プチプラで探したくなる…よね…上のおすすめは平均で3000-4000円するし(;_;)

 ただね安いやつはね…

貴方のお肌がなんともない原材料のものを、貴方が身体張って探せば、運よく当たりはあるかもしれないですが、肌の状態がよくないときにおすすめできるプチプラ系は、ないですね…

 

  そもそもプチプラっていうのは原材料を選ぶところから別の目線でつくられているから…

つまり原材料が0.0001円でも安いものばかりを選び抜かれて作られてるので、とにもかくにもコスパ優先の世界ですよね。

 

 「これはダメだった」「あれはダメだった」で気づいたら10個捨ててるよりは、3000円出してきっちり使用したほうが長い眼で見たらおトクだと思います…。

 

 

アトピー盛況 メイクをあきらめない2 ステージメイク編 につづく

 

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SNSという巨大な船の中で生き残るための大作戦

今回の記事は、私がきりもりしているSNSと繋がってくださっているすべてのクリエーターさんと、そのフォロワーさんとに向けて書いています。

 

SNSの世界で…


たとえばここ昨今だとアクティブなのはtwitterとかfacebookとかinstagramとかtumblrとかで (もっともっと星の数ありますが)ある日あるとき突然に
制限を受けたり、発言や画像を削除されたり、アカウントを停止されたりするのは、

本当に頭にきます

 

映画アバターで、当初は任務として単にアバターの世界に入りこんだ主人公が、最終的にはアバターのなかで部族の未来をかけ戦い、生きることになるわけですが、

わたしたちも、SNSのなかで日々、投稿したり、相互さんや見も知らぬどこかの人たちとやりとりしているうちに、自分のアカウントは自分の顔であり書き込みは声であると感じるようになるのではないでしょうか。

アバター (字幕版)

アバター (字幕版)

  • 発売日: 2013/11/26
  • メディア: Prime Video
 

 

そうしたなか、制限を受けたり発言を削除されたりするということは声や顔を失うことであるし、ましてアカウント削除されるというのは、抹殺されるに等しい怒りと痛みがともないます。
(少なくとも、私は、そうでした…)

それは、限りなく、不条理な理不尽な精神的に「くる」感覚

 

今回このブログでテーマにするのは、SNSアカウントに存在している本当は恐い規制とそこで生きながらえるための対処法についてです。

 

もし読み進んでいくなかで、嫌な感情や、しっくりいかないようなネガティブな気持ちを抱いた場合は、読むのをやめていただくのもひとつの方法です。

 

また、これは私があくまで見知り体験してきた情報をもとにして書かれており、これを読んだ人の神聖な作品世界を汚すものでは「絶対にありません」。 

 

ぜひ、単に「とある猫井が七つの海を(飛行機であっさりと)渡り、収集してきた情報が書かれているもの」として読んでいただいたり、SNSでのありかたの参考にしていただければ… と思ってます。

 

 私の目的はただひとつです。
みんなで、このまましばらくずっと、楽しく交流を続けたい。
自分たちが作る作品を、広く知ってもらいたい。入手してもらいたい。
いつでもクリエーターさんたちの素敵な絵や作品情報や愉快なニュースや間抜けな動物動画を眺めていたい。
ただ、ただ、それだけなので…。

 

規制のかなしみ

実際に入る前に、漫画家千之ナイフと、それを手伝ってきたわたし猫井の、長きにわたる「規制の歴史」をちょっと知っていただきたいと思ってます。

 

80年前後、エロ漫画誌にはある突然変異が起こりました。
それは俗に、美少女漫画/ロリコン漫画 ブームと呼ばれています。

 

1981年に、千之ナイフは漫画家としてデビュー。その後に猫井も同じマンガ雑誌でデビューしました。
 私はえちえち漫画を描く才覚がなかったので、やがて漫画レポートや企業まんが、カットの世界にスイッチしながら、千之ナイフのバックアップにまわりました。

 

 信じられないかたも多いと思いますが、千之ナイフあたりが出てくるまでのエロ系漫画誌のヒロインは、劇画が主体で、見た目年齢も下の例のように、非常にアダルトでむっちりムラムラな感じでした。
 (それ系官能劇画に興味があるかたは先人の著述物をごらんください。漫画を楽しみ伝えていくうえで欠かせないものだと思っています。)

 

そんななかで、アニメやゲームのような頭身の低さと「若い」顔面配置のキャラクターをもってデビューした千之ナイフ系列の漫画家を多く載せた雑誌は、当初「あまりにも異端」でしたが、 それが2倍に、 やがて4倍に。

そしてあっという間に、多くの雑誌がアニメや少年誌とほぼ同じ絵柄のエロで埋め尽くされたのです。
 (手前味噌ですがこちらの千之ナイフの自選集は、81年デビューから85年までの特異な作品世界を中心に書きおろしとあとがきを加えての構成。カオティックな「当時」の資料の要素もあるユニークな仕上がりとなっています)

 

さて…「それ」は80年代後半に突然おきました


「てっきり普通の漫画だと思っていたらけしからん内容だった」というのに(十年後に、いまさら?)驚いた大人たちが、「この状況をそのままにしてはいけない」とか言って動き始めたのです。


 その結果、千之のとある漫画は、発売後一週間で発売禁止に追い込まれました。(いまはちゃんと購入できるので、気になった人はこちらでご確認ください…あっ!そういえば最近このシリーズはKindleで発禁になっちゃったよ。悲しい~)

 

その時、少なくとも私は、親しい人の作品が生まれて一週間で死んでしまったような感じがしました。

 

 大人たちはすごい勢いでまんがを「区別」することを要求し、その結果、今日わたしたちが普通に眼にしている「成人」「18R」という記載が生まれ、浸透していきました。

 それ以降、18Rとして囲われた世界のなかで、わたしたちはのびのびと過ごし始めたのかもしれません。 

しかしこの囲いは、どの時代でも、かぎりなくあやふやで、囲われている
ようないないような、そんな不安定な状況でわたしたちはずっとずっと成人向けの作品を描き続けてきたような気がしています。

 

 そんな私が、その「囲い」が、非常に不安定かつ不規則なので困ったもんだよなぁと思っているのが、今回テーマとして挙げるSNSの世界です。

 

なにをもってセンシティブな投稿とし、なにをセンシティブでないものと言っているのか。

そしてなぜ成人向けにしたのに削除されるのか。

 

それらの指針は一切が隠されたままで、ルールには限りなくあいまいな言葉ばかりが並んでいて、そして時期によってもコロッコロルールが変わります
削除する、制限をかける向こうにいるかもしれない人間の裁量によっても変わる可能性があります。


そして会社はそういった規制のことでどれだけ人を傷つけても、混乱させてもいいんです。
「いやだったら利用しないでくださいね」 を合言葉に。

 

人が介在していない可能性もあります。(昨今一部のSNSではAIによる画像判定が試みられているという情報があります。ただし誤爆がとても多く、まだまた試用段階かと推測されます)

 

それでは、どうしたら自分たちはSNSの規制からできるだけ逃れることができるのか。


そのため最もヒントとなり得る情報のひとつとして、アメリカにおける表現の規制があります。

理由は、現在日本国内でアクティブなSNSの大部分が、アメリカに本籍を置くか、もしくは税金逃れのため海外のアメリカ以外の経済特区に移籍していても、もとはアメリカで設立された会社。であるから。

 

 突然ですがここでクイズです。
アメリカのとある場所で、子供から大人までの漫画ファンが広く集うイベントが催されることになったとします。
 そのキービジュアルのポスターを、とある作家が依頼されたとします。
そのなかで、描いてはいけないものはどれと、どーーーれだ?
・GUN
・ナイフ
・ガイコツ
・悪魔
ナチスの制服
・ぶりんぷりんナイスバディの紐ビキニ&紐ブラの女性キャラ

 

正解はどれもだめです。
(悪魔やぷりんぷりんのナイスバディがラムちゃんとかヴァンピレラとか既成のキャラである場合に限り、大丈夫な場合があります。)

 

(ちなみにゾンビはセーフです。理由は生物学的にはありえないこととされているから。ただし縫い跡、腐れ落ち人体の部分的欠損の描写などがリアルだった場合、問題が生じるかも)

 

ちょっと驚いた人もいるかもしれません。それらはアメリカにはごくごく日常的に満ち溢れていると我々日本人が思っているモチーフばっかりなので…

 

アメリカの表現規制は、日本人のわたしたちから見ると驚くほど制限され管理されています
とくに未成年がかかわるものに対しての規制には、「なにもそこまで…」と眼を見張るほどのものがあります。

アメリカの漫画ファンの間でも、規制と表現の自由との問題は、イベントでもっとも熱く語られている議題のひとつです。

 

アメリカ社会が未成年に対しもっとも規制しているものトップ3は、
暴力  S:X   レクリエーションとしての薬 
だと思います。 

 

未成年が関わってしまう上記の3つに関する事件が多く、それをできるだけ防ぎたい…ということの現れかもしれません。

 

80年代に私たちの作品を一週間で発禁にした大人たち。
彼らと同種の人間の「正義/世論」が、現役で根強い発言権を持ち、支えている国。
そう考えることもできるでしょう。

 

(これらの人々がどういう流れで出現し発言権を持つようになったのか、アメリカ社会にどういった影響を及ぼし続けているかは、私個人が語るには濃すぎる課題なのと、アメリカ史も含めて専門的に分析している専門の人がいますので、それらをひもといてアメリカという複雑な国を見つめるのも面白いかとおもいます。私がここにリンクさせいただいた記事日本人が知らない米国「保守派」の本当の顔や、以下の本アメリカの現状を知るヒントになりそうな著作ですが、私はそれぞれの趣旨と主張に全面的に賛同するものではありません。)

 

ちなみに漫画規制の話ですが、だれか、少年ジャンプに詳しい人!
私は現役で読んでた雑誌が大昔でそれも少年チャンピオンなので、あまりしっかり語れないのですが、いまから20年前~現在にいたる少年ジャンプには、銃を撃ちまくる漫画って載ってますか?
また、ストーリー的に女性や子供を激しく肉体的にダメージ負わすような作品は載ってますか? 私は、載ってない気がしています…

 もし載ってたとしたら、その漫画だけアメリカに輸出できないと思います。
ジャンプはドラゴンボールの大ヒット以降、海外進出をひとつの大きな経営戦略に置いているようなので、「ジャンプ独自の自主規制」をかなりアメリカの規制に寄せて行ってる可能性があります。
 アメリカの若年読者がとても好きなバトルものを提供する」なかで、自然銃刀の出てこない肉体&力技の世界としてドラゴンボールは非常に安全かつ主戦力になりえる素材でした。

 ドラゴンボール以降はナルトが大ヒットして、いまでもすごい量の翻訳版が世界中で出てます

ほんとうの手裏剣や刀は(日本国内もですが)アメリカで入手しづらいので、どれだけアナーキーな戦いであっても安心して読めるし規制する必要もない

ジャンプは今後も、魔物や魔法といったこの世にあると実証されていない架空の世界観や、和風のアクション(=安全なエンタメ)といった、「安全な世界観」に、いっそう力を入れ続けるだろう…と、猫井ビジネス脳は分析しています。

 (余談ですが、国際間の事情により、今後しばらくは欧米における中華モノは影を潜める可能性が大きいでしょう。実につまらない話です。)

 

(ちょっと脱線しますが、パフューム以降の、たとえばメタル系の曲でやってるグループ等、日本のダンスユニット系列のアイドルグループは、すごい勢いで海外にも進出していっていますが、私は何度か個人的に欧米の人に「 あれは日本では未成年就労にあたらないのか?」と質問されたことがあります…それくらい「未成年」に対する欧米世間の目は厳しいという話です)

 

 そんなこんなでかなり長く書いてきましたが、アメリカの目の玉飛び出るほど厳しい規制状況を把握いただいたということで、SNSのルールについての推測に進みます。

 

さっきのクイズを通してアメリカがどんな絵のモチーフを最も避けたいか、それはなぜかを書いたのですが、私はSNS各社も、上記とほぼ同じようなルールを投稿に対して適応していると推測しています。

具体的にいうと、

「暴力 / S:X / レクリエーションとしての薬」をできるだけ未成年から遠ざけること…それを目指していると思うのです。

 

「そのあたりはしっかり気を使って、自分の投稿は『センシティブな内容を含むもの』として設定している」「未成年は禁止と明記していた」「なのにアカウントに制限を受けてしまった」という人もいっぱいいるとおもいます。

 

おそらく『センシティブな内容を含むもの』に設定したなかでも、やると制限を受けることをやっている可能性があるのだと推測されます。


 (たとえば、アメリカにもアダルト専用ショップや飲食店がいっぱいあり、アダルト専用のコンベションや展示会があります。イベントの写真など見ているとギリギリなコスチュームなどもありでえらく自由なイベントのように思えますが、それは写真だけです。会場では、実際のタッチ、サービスの提供など、やってはいけないことがめちゃくちゃ厳しく管理、制限されています)

 

それをどのSNSの会社もしっかり書いてくれない。
そうしてユーザーだけが口をふさがれ、困惑し、傷つき続けているのです。

 

それでは、どうやって自分の作品をお知らせしていったらいいのか。
または、どういう形で、作家さんを応援していったらいいのか。

 

それらは各自が、そして千之の作品を預かって販売してる猫井が、今後も考え続けなければいけない課題…ではもちろんありますが、猫井は結論が出ていない問題に対してでも『考えてみる必要がありそうですね…』みたいなテキトーなシメで番組を終わらせるのがとてもイヤなので、現在SNSをやる際に私が気をつけているポイントを書いていきます。

 

作家としては絵を投稿するとき、ファンとしては作家さんの絵をシェア(拡散)するときに気をつけているポイント

 

まず、普段から気をつけていること


不特定多数の外国語圏の人とノリでリンクしないようにしています。
相手さんの紹介文はできればチェックして、どういう趣旨の人か調べてからにしています。
紹介文が書かれていなくてIDがグダグダの英字配列の人とは繋いでません。
(単に日本のえちえち画やえちえち動画をシェアしまくってお気に入りエロラインのようなものを作って喜んでいるエロガキの場合、抹殺の手が伸びてきたとき類爆をくらう恐れが)

 

グラフィックの投稿

 

(ストーリーや趣向上、私が運営しているコンテンツとはあまり関係ないものも挙げてあります)


バイオレンス「暴力、強制している/されているように見える」「洗脳や薬剤を盛られて不本意なことをさせられているように見える」「嫌そうな表情の」=意にそぐわないことをさせられている/強要されているように見えるグラフィックを投稿しない(同意がない=暴力のセンサーの危険←最大要注意)

 

露出「バスト丸出し」「パンツはいてなくって本来パンツで隠れている部分丸出し」「さらにそこに何か不思議な棒状の物体が乗ってたり挟まっていたりする」「なぞめいた水分が飛びちっている」ように見えるグラフィックを投稿しない(丸出し表現禁止センサーの危険←大要注意)
(部分だけ海苔や☆での修正は、印刷会社や配信会社、イベントではOKですがSNSでは効果ないという可能性も)(透け透けなので丸見えというのも避けてます…OKという補償がないので…)(ターゲットは男性対象でも女性対象でもその他対象でも生物対象であればどれでも対象になります。)

 

上の↑バイオレンス露出どちらか系統のグラフィックにおいて、


アンダー18「キャラクターが幼い顔立ち」「キャラクターが通学用帽子やランドセルといった児童専用のものを身に着けている/ミニスカ、ツインテなど欧米保守目線で考えたとき子供っぽいファッション(児ポセンサーに抵触する危険←最大要注意)


民族「キャラクターが褐色」(一部の民族への差別/言及/主張センサーに抵触する危険)


「ミリタリーや警察が舞台」(特定の政治/思想のあるグループへの差別/言及/主張センサーに抵触する危険←要注意)


このあたりにも留意することにしています。

 

 こういうことを心がけているため、私たちが作っているけしからん同人誌はほとんどページの掲載できてない状態です、わっはっは←やけくそ笑い

 

投稿するものを自ら管理して制約をかけることは、フォロワー数の減少にもつながります。


 ですが、ただただエロネタをタイムラインに集めてる1万人のコドモかもしれない匿名フォロワーよりも 、学ぶべき素敵な技術を持っているクリエイターさんや、次の新作を実際に見てくれるかもしれないしっかりした人たち3000人とつながることを目標にしてもいいのではないか
… 個人的には私はそう考えているところです。


再度かきますが、これらは「作家さんの絵柄や作品世界にどうこう言うものでは絶対にない」ということだけはご理解ください。 

 

 いやな思いをするのを避けて、活動を続けるためにどうしたらいいのか、そのことだけを目的に書いています。

 

 ほんとに今度生まれるときは、お花畑でエロエロな絵を描いて、見に来る人におやつを貰って暮らしていきたい


 「なぜ我々はこんな船に乗ってしまったんだろう」と暗澹たる気持ちになりますが、現在私たちは気が付いたらアメリカ製の船に乗っていたわけです

 

生き抜いて…そして出会って…

楽しみましょう。

 

今回は話題的にも重くやるせないものなので、なにもかもを吹き飛ばすおやつを貼ってスポンサーとさせていただきます。

 

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某社で書いたブログが削除されショック受けた!!!

こんにちは、中央線では地味なルックスの部類に入る猫井るととです

 

これを体験したのは過去ですが、昨今のSNSでの知人さん作家さんのアカウント閉鎖(垢バン=アカウントBAN)や部分的な制限(部分BAN)を受け、「いっけんフリーダムなネット社会ですが実はフリーに見えるだけで時々これこれこういう恐ろしい眼に逢うことがありますから注意していきましょう」みたいなテーマのひとつとして、とりあえず気になってる皆様に「とある情報の記録」として掲載することにしました。

 

 私はここ近年、きりもりしているまんがサークル「たいれる社」の具体的な運営に力を注いでいます。 たいれる社が設立されたのは90年代ですが、ここ近年、千之ナイフを専属作家として位置し、描き下ろし作品をコンスタントに企画販売するようになってからは、そのエネルギーは太陽フレアのように高まってきています。

 

そんなわけで、話は2019年の夏にさかのぼります。

私は一心不乱に、電子版漫画の準備をして過ごしていました。 

千之ナイフの描きおろし同人誌を、夏である間にデジタルにまとめてダウンロードサイトに置きまくりたかったのです。

 これからの自費出版の大海原へと航行するたいれる社未来への架け橋プロジェクト(なんだかうさんくさいプロジェクト名出ちゃったな…)の一環として記念すべきたいれる社コンテンツ電子版のスタート。

それはささやかではありますが記念すべきプロジェクトだったのです。

 

そしてそれはついに実現。8月最後の日から初作品 千之ナイフ「Hide & Seek」がファン座とDL祭斗をはじめいくつかの電書販売店にてダウンロード販売開始に!

 うれしかったですよ、千之ナイフのTSF系の漫画の近作は昨今、実存同人誌を中心に発表していて。それを、デジタルでもやっと、自力でやっと出せたので…!!

(くわしくはこちらに記事やリンクがあるので、チェックしてみてくださいね)

 

思いおこせば、その年。私はほんとうにたいれる社のために時間を使っていました。

春先。いままでメインで使用してたヤプーブログ「もうブログやらないよ」ってことを発表したその頃から…。

  新しくお引越しした際、たいれる社としてホームページを構えるにあたって、「ブログ」の形をとるのになんとなく抵抗があったので、思い切って飴なんとかが提供している飴さん負う人(商人のことをしょうにん、と読む以外にあきんどって読みますよね。そんな感じで読んでみてください)に決めました。理由は大きな画像が良いクオリティでドカンと貼れるから。

 同じような形態のウェブサービスWixがあります。ただこちらは利用しませんでした。なぜかというと、Wixは外来サービスで、日本に来てからの期間がまだ短く、定着するか否かを見極めるにはまだ時間が必要だと思ったからです。

 

 春はその制作のためにほとんどの時間を使い、

ついにホームページの基礎が完成したよ~(´∀`*
それに少しづつ情報を足していくうちに、飴さん負う人だけでは詳細を記すのにはページが足りないってことがわかってきて

…画像こそデカいのをバンバン貼れますが、容量が少ないのが飴さん負う人の特徴みたい。私のように脳内があれもこれもと記事を羅列したい雑誌的構造をしてなくって、コンテンツをさっくりさっぱりスマートにまとめることができる人には向いてるかもしれないけれど…

きゅうきょ本家の飴さんブログも使い、まずは基本、飴さん負う人にメインのホームページを構え、各コンテンツの詳細は飴さんブログに飛んで読んでいただく…という飴さんサービス連携プランを考え、構築しまくったのです。さっすが猫井~!!!

 

さてっそして何事もなく夏が来て、新刊のお知らせを更新したり、おかげさまでBACE店での同人誌/グッズ通販を開始できたりと、月日は流れ…

 

恐怖に血も凍る削除は、その千之電子漫画を発売した開始直後に起きました!!!

それも、引き金を引いたのは私自身だったんだよ…パトラッシュ…(若いヤングの皆さんに注・このパトラッシュというのは、ひどく哀しいときにそばにいる犬の名前です。)

 

ことのきっかけは、こうです。

 私は、頼もしいツイッター内にいる皆様がたの力を借りながら広報を開始するかたわら、すごい勢いで飴さん負う人飴さんブログとの更新を開始しました。

 そのとき、ふと思ったのが(このふとというのが真っ逆さまに自滅していく時のポイント) 猫井実はかなりの数のヤングな諸君ともツイッターで繋がっているのです。

教育機関はどう思ってるか知らないですが、ツイッターというのはいまの未成年にとってははじめての社会とのかかわりのひとつでもあります。

ツイッターにはありとあらゆる人、いい人悪い人、善人悪人、頭いい人頭悪い人、よさそうに見えるけど悪い人 がいます。

それを知ることで完全ではないですがある程度社会勉強にもなるのかなと思っている。
(頭悪い子は頭悪い大人を見習って頭悪い世界へとどんどん退化していってるという説もありますが…)

 こんな猫井でもヤングな諸君に知ってほしい社会的な話題などをツイートしたいことがありました。

 それもあって、今回販売する電子媒体の漫画は、ヤングな諸君は購入できないですよというのを、どこかに明記したほうがいいのではないだろうか。と思ったのです。

 なので猫井はある夜、更新のかたわら、飴さん負う人新作電子漫画紹介記事のイラストの下に、とある単語をおきました。その単語を、いまから書きますさぁ心の準備はいいですか?


平成という単語の2文字目

暇人という単語の2文字目

傾向という単語の2文字目

これらの漢字三文字を記したのです…全国のヤングな諸君のために。

 

これが聞いてよ、オオハズレ(爆)
翌朝起きたらそのページがまるまる表示停止になってました

 ほどなく、

飴さんブログのほうのその漫画紹介の記事がまるごと削除されているのにも気づきました。

「ホァ!?」となってる私のもとに、飴さんから一通のメッセージが。

 

(がんばって家を建てたら突然何部屋かが消失したり封鎖されたりしたのでびっくりして呆然としてたら頭の上にハンマーが振ってきたような感じだと思ってください)

 

 その内容は、わかりやすい簡潔な言葉でしたが、以下のようなものでした。

(猫井がさらに簡潔に口語でまとめたものを書きます)

 

あんたのページの内容が規約に違反してるので停止にしたよ。
今後は違反しないページを作ってね。

今後も変なページをつくったら即効削除するからね。

 

私はすぐさま、とても丁寧な言葉遣いで、以下のような内容を書いて送りました。

 

アップしたページのどこが規約に違反したのか教えてもらえないですか?

規約に違反したとは当方まったく考えてなかったので、それらがわからないと今後も違反を繰り返す可能性がありますので教えてください。

 

すぐに飴さんから以下のような内容の返答が送られてきました。

それには、以下のようなことが書かれていました。

 

それは絶対に教えられないね。

それを教えたら、あんたはそれを書かないようにうまくごまかして問題あるページを作れるようになっちゃう。だから教えられないんだよね。

まあとにかくこれからは気をつけて作ってね。

ほいこれが規約リンク。よく読んでね。(以下リンク添付)

 

さてここでみなさんは、疑問に思うかもしれません。

 

「なんで猫井はそのメールのスクショを置かないんだろう?」

それはね…その行為が禁止されているからなんですよ!!!

 

どのメールの終わりも、必ずこのような文章が記されていました。
「このメッセージの転載やアップロードを禁止します」

ブログ削除には心理的な怒りがついて回ります。
ブロガーは怒り狂って削除されたことを記事にするかもしれません。

会社はそれをちゃんと推測して先手を打っているわけ。

だけどね…

 

今回のことは、禁止されている単語を使用したというのがたぶん飴さん株式会社のセンサーにひっかかったのだと思うんだけど、その単語は全国のヤングな諸君のためにやったことです。

 飴さんには、そういったセンサー部署があり、日夜センサーに触れ抽出されたページを機械的に停止削除処分にしているのでしょう。

 

ですが、問題は人です。そこには人間も働いているはず。

ユーザーがなにをもってその単語を使用したのか、その単語を使用した意図はどこにあるのか。

 そこを見定めて欲しかったですね…

 

今回の判定には、モンティ・パイソン「エホバって言った」ギャグに近いものを感じました(モンティ・パイソンとは70-80年代にイギリスで活動した伝説のコメディ集団です)。

 

エホバという名があまりに尊いものなので、口にするのを禁じられている古代世界。

ある罪人が石打ちの刑に逢っています。

「なにがいけないっていうんだ、おれはただエホバって言っただけで…」

無数の石が男に飛んでくる。

男はダバダバと石つぶてを浴びながらやけくそ。「もー! 頭くるわー! こんなことでひどい目に。こうなったらやけくそだわー! エーホバエホバ、エホバー!!!
 役人が叫びます。「口にしてはいけない言葉を連呼するとはなんという罪深い!!!」 「るせー!!!エーホバエーホバエホバ、エホバーエホバ、エホバー!

あたりはもう大騒ぎ。

取り押さえられた男はもうぼっこぼこ。民衆の騒ぎが収まらないなか、役人が重ねてどやしつけます。
「いいか!? その言葉は禁止されている。わかったか!?みんな静まれ!いいか聞け!!

こんどもし、エホバと言ったら…」

とたんに群集からものすごい量の石を投げつけられる役人。ほどなく巨石が役人の上にのしかかり、役人はぺっちゃんこに。

 

そんなギャグです。(名作なんで観てみてね。)

ここで揶揄されてるのは、

あるときから禁則の言葉という設定が行われ、その後に続く禁則を唱えたということに対して、バックボーンも事情も状況もくそもなく、ただその言葉が禁則だからといって即効でなにも考えず封印するという人の世のおろかさです。

 

それを脈々と続けている人の世はたいへんですね…

 

さて、いろいろとびっくりしたのもつかの間、以下に挙げるたいれる社の電子書籍のページが閲覧禁止となったのに及び、猫井はもう飴さん系列のブログサービスのメインでの使用継続をあきらめました

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 たぶんうちのコンテンツに向いてないんだなって思って

 

 ところで、今回の一連の飴さん騒動で、私がひとつ飴さん株式会社に伝えたいことがあります。

それは、やって欲しくないことを最初からちゃんと具体的に書いて、利用者が余計なことでストレスを感じたり頭にきたりする時間を節約してほしいということです。

・法律に反すること、他人を傷つけるようなこと、公序良俗に反することに関する掲載」
私はたいれる社コンテンツがここに抵触していたのだと推測していますが、飴さん会社が考える公序良俗に反することにたいれる社のコンテンツがあたるということが判断できていませんでした。

2019年秋には、飴さんブログが設定しているブログ内容を表すハッシュタグのなかには、禁断のワード三文字の具体的内容に抵触する可能性がとても大きい単語、てか具体的な内容そのものの、(たとえば#S-X#フェ-#不-などです)が、ざっと数えただけで23項目ありました。

(注: 2020年以降は一掃されています)

 

こんだけハッシュタグが充実してたら、当然それ系の記事を書いても問題ないと判断しませんか??? 少なくとも私は頭が悪いらしくてそう勘違いしてしまいました。

 

なので、もし今後むだな時間を閲覧禁止や削除に使用したくなかったら…

あと、

むだなユーザーの怒りの思念電波を受けたくなかったら…

いっっっっっちばんトップに、「これ、これ、これ系の記述は一切だめです」

ばっちり書いといてもらったかったとです!

 

 あとちょっと推測したのですが、今回の騒動のなかで削除されたページってすべてファン座にリンクしたものばっかりなんですよ…

でも、そうだとしたら、上に添付した削除画像ページに、ファン座のリンクのある電子媒体まんがを載せたのは、同年の春なんだけど… 半年間は気がつかなかったのかな…

まあいい。考えたって答えが出るわけでもないので、

 大好きなおやつ食べよーっと。

 

//////////

 

+ - + - + - + - +

 

以下は猫井がいままで手がけてきた千之ナイフの本やバンドのCDなどの「実在コンテンツ」を見渡してポチポチできるたいれる社通販サイトです。
本は内容がちょい読みできるようになってるので、ぜひゆっくり見ていってくださいね!

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あっ!!!!!!そういえば、、、、、

実は上の通販BACE店でも、規約にひっかかって近刊千之ナイフの同人誌がいくつか販売できなくなってしまいました!! ほんとうに世の中って恐ろしい…  

なので↑では全年齢向けのコンテンツと、PSYDOLLの円盤やTシャツが主力商品です。

 こちらの直販店↓に、現在たいれる社で販売してる実物アイテムすべてがそろっているので、ぜひご覧ください。(Pixivのアカウント(無料)でログインしてね!)

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新型コロナウィルス大変なのに日本政府の補償がけちすぎて困ってる話

このブログは、2020年4月7日~9日にまとめたものです。


猫井が、このブログを「いまとなっては、過去のものとなった。」「出しておく必要がなくなった。」と感じるときがきたら、削除をするかもしれません。
もしくはどんどん追記していくかもしれません。

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Takaさんはロンドンに住む日本人で、音やパフォーマンスを武器に、強烈に受けるものの感受性をわしづかみにしてくるようなモダンアートを実践して生きてきた人です。

 2019年春の東ロンドンでのライブで突然出遭って、猫井に、「同じ日本に生まれ育ちながら、こんなキャラクター性が出せる人もいるのか。なんだか人ではなくて、ひとつの怪獣みたいでうらやましい。」と思わせてくれた人のひとりです。

どうやら、日本を出てイギリス…とくにロンドンに生きるということは、どんどん社会的な殻がなくなって、自分の本性がむき出しになっていくことなのです。

ロンドンにはロンドンの殻があるのかもしれないけど、日本よりもっともっとワイルドな感じがする。(いやけして態度とかではなくて…態度はむしろジェントリー)

ついついイイ子ヅラしていたい猫井にはまだその自信がないので、おもにこっち(日本)に過ごし、ときおりあっち(イギリス)に行ってはライブして、むき出しの本性を補給したりの繰り返しをしてる感じです。

 

そうそう、今回の話題は、

全世界に広がって人類と死闘を繰り広げている、新型コロナウィルスCovid 19で困っている人(私もほんとうに困ってるぞ!!!)への、国の補償のこと。

これをまとめている現在、2020年4月前半は、日本政府が国民に対して提示していくべきであるはずの具体的な補償が、どうも未だにしっかり、ばっちり決まっていなくて、

「なんなんだろうこの国」感が日増しに強くなっているところです。

 

このウィルスは、具体的に人と人とのつながりを分断しますよね。
近づくと感染しちゃうので。

 こうして私たちは、友達とのつながり、職場でのつながり、家族のつながり、国と国とのつながりを分断されてしまいかけてます。

 

しかし現在の日本の政府は、それを

さらにさらに分断して、不公平感をパワーアップするようなやりかたで補償をけっちけち進めようとしてる

ような気がするんだけど… … …

 

そんなこともあり、猫井は、Takaさんに愚痴まじりでメッセージしていました。

 

2020年4月5日

Takaさん元気ですか?

残念ながら、日本政府のコロナ対応は、すっごく遅くて、まだ政府はなにも具体的な補償の対応をしていないんです。

 

 来週の前半には、(つまり明日ですね)具体的なことが決まるという状況なのだけど、とにかくいま 一円の具体的な補償のことにも言及できず、補償対象の限定もできず、ただただ「お店に行くな。集まるな。」と通達している。


 お店を開けないと家賃が払えないので、小さな店はいまだにこわごわ開けていて、お客さんは数えるぐらいしか来なくなっていて。

 

 このままだと、お店はほとんどつぶれ、そしてそこで働く人は食べ物も買えません。 このままではコロナにならなくても自殺したり、ホームレスになる人がいっぱい出ます。


 日本でiPS細胞の研究でノーベル賞をとった山中教授が、イギリスの手厚い補償の実情をさらけ出しました。
 みんな、そのことを知って、驚いています。

情報として、日本のpoorな政治家のやりかたをもっと伝える必要があるとおもう。


 Takaさんは、コロナ騒ぎ以降、イギリス政府から、なにか補償をもらいましたか? 
あるとしたら、具体的にはどんなかんじか教えてもらえないですか? 
具体的なことを知る人が増えれば、声をいっぱい上げれば、さすがに政府の対応も変わってくると思う。

 

(注: 山中伸弥教授は、現在の日本政府や地方自治体の、コロナに対するやりかたのあまりの手ぬるさに、たいへんな危機感を募らせて、NHKの特番にナマ出演。

その場で、ちゃんとした補償が得られなければ人びともしっかりとコロナと闘えないということに言及。

「友人が、ロンドンでお店を開いているのですが、

… コロナでお店閉めなければということになって、最初は心細かったけれど、300万円が政府から振り込まれて。

従業員には給料8割保証となり、法人税も払わなくていい。

ということになって、よかった。いままで税金払ってきたかいがあったって…」

とぶちまけてしまい、すべての視聴者の

それにひきかえうちの国ってなんなんだ一体…的感情

iPS細胞爆発的に増殖に導いた功績は、ノーベル賞iPS細胞と同じ…いやそれ以上に尊い

 

さて。
以下Takaさんからのメッセージです。書かれたのは2020年4月6日

 

こいさん、お元気ですか?
こちらも日本旅行は延期しました。

今回の件では、米共和党、英保守党共々、平時にあれだけ無視してきた、実質ユニバーサル・インカム制を、期間限定とはいえ導入するという、世界が大きく変わりつつあることを感じさせられる状況になってきています。
今回は戦争ではありませんでしたね。

 

(猫井注・ユニバーサル・ベーシック・インカム(ベーシック・インカム): 政府がすべての国民にお金を毎月支給するアイデアのこと。
個人が最低限の生活を送るため必要なお金が現金で配られる。

仕事が見つからない人は、これで餓死したり犯罪したりする必要がなくなる。

働けば貯金や余ったお金で経済を回せる。

 すでに何ヶ国かで試験的に導入され始めているが、試験が貧困の人のみであったり、青年層のみだったりで、まだ完全な統計が出ていない。

これは昔から存在する「資本主義経済が煮詰まったときのアイデアのひとつ」だったが、近年の格差社会、消費の落ち込みなどいろいろな問題により、ふたたびクローズアップされてきており、昨今のコロナ騒ぎの政府対応でにわかに現実味をおびてきている。

ツイッターでも「#安部総理十万円ください」タグが出たりしてましたよね。

アメリカがはじめた現金支給。

あれも一時金ではあるのですが、均一にお金を国民にすぐに戻す。ということではひとつのベーシック・ユニバーサル・インカム的なやりかたといえるでしょう。

 

(これをまとめている4月7日、スペイン政府が今回のコロナウイルス対策の一環としてベーシック・インカムを開始すると発表しました ざっくりわかる記事はコチラ) 。

 これらは、「ユニバーサル・ベーシック・インカム…国民全員に」ではないけれど、要チェックな世界経済の動向としてチェックしていきたいなって思います! )

 

日本はいつも世界の大きな流れに気づかず、後から焦って自爆するというのを、最近では2回、江戸末期と昭和初期、にやらかしているので、今回はどうにか世界をリードする側についてもらいたいのですが、
そういう風には今のところなっていないようです、、

 

富士フイルムのアビガンは、病状の進行を止めるまたは遅らせることに有効であることが、中国その他で確認されているにもかかわらず、なぜか日本政府は国内での導入に消極的です。
日本の中枢はまだ昭和スタイルの利権で動いているようなので、このままでは昭和初期の状況の繰り返しでしょう。 

 

(猫井注: アビガン処方実施の遅さはみんな不思議がっていて、コロナ日本七不思議のひとつなんですが、ひとつはやはり薬のなかでも「効果もあるかもしれないけど(身体にも)強い」薬であるということと、政府が明確な、つよーい意思を持って指示したり方針を出したりすることができなくってあたふたあたふたやってるうちに指示が遅れてここまできちゃった感じがしています。) 

 

日本株BCG(Tokyo 172)の有効性については、オーストラリアなど諸外国で研究が始まっています。しかしまたここでも当の本人である日本は訳がわからず何もしていないようです。

(猫井注: 結核菌に対して免疫をつけるためのワクチンBCG

それのひとつTokyo 172が、もしかしたらコロスケにも何らかの免疫(っぽい作用)をもたらすんじゃないかい?という研究がなされています。

ざざっと理解する場合はこっち。

ただこれだと期待ばかりもってしまう内容となっていて、いまいち感もあるので、

めちゃくちゃ細かく理解したい人は白山オステオパシー院長のをどうぞ


うむむっ! Tokyo 172…はやく一刻も早く研究結果が出るといいけど、

こういうのにかぎって じ か ん か か り そ う ですよね…!!

 

UKでの補償に関しては、被雇用者については収入の80% x とりあえず3ヶ月分を、5月に支給することを目標に、フリーランスの人に対しては、過去3年間の収入をベースにした3ヶ月分を、6月をめどに支給、ということになっています。

 

猫井注:

UKはフリーランスが国を支えてきたとの見解から、フリーランスへの補償に最初からこだわってきました。
 ステキな言葉なのでくりかえします。

Kはフリーランスが国を支えてきたとの見解から、フリーランスへの補償に最初からこだわってきました。

 

手続きはこれから(4月中)始まるので、まだ今日の時点で個人的には何もしていません。税務省から通達が来るそうです。

 

そのほかにも、小売(というか英語でいうところのRetail)業者には、'20-'21法人税免除も行われました。

 

試算では、例えば今回、全英国民に£1000 x 3ヶ月払ったとしても、2008リーマンショックの時に英政府が金融機関を援助するために使った金額に及ばないとのことで、
アメリカや日本など、経済的に体力のある国であれば、全く不可能ではないとのこと。

 

アメリカは、GDPの10%をつぎ込む覚悟のようです。
日本も短期的には、最低でもその位の保証はするべきです。

今ケチると、その後にやってくる世界の変革の波に負けます。

 

現在は、コロナ後の世界構造の中で、日本という存在(国家という概念も今まで通りではなくなるかもしれません)がどのような位置にいることができるかを決める重要な局面であると思います。

 

今回は、黒船が来るまでボーッとしてたり、新技術に注力せず戦艦大和作っちゃったりするいつもの癖が出ないことを願っています。

 

Taka*

 

Takaさん。メッセージありがとう。
しょっぱかったけど読めてよかった。

 

一般論としてはね、「お金をケチること」 「節約するクセ」 があるのは、いいことだとおもいます。
浪費癖がとまらないと、お金なくなっちゃって、突然なにか事件があったときに、困り果てることもあるし。

 

だけど、そうやって節約したお金って、大災害のときに一気に。借金してでも(国が借金する場合は国債ですね)。不安に暮れてる人たち…国民にしっかりと還元する国が、ホントのかっこいい国なのではないでしょうか。

 

これからどうなっていくのか…

 

とりあえず手ぇ洗おーっと!!!

 

おまけです。
ノーベル賞受賞科学者山中伸弥教授による、新型コロナウイルス情報発信のウェブサイト。今回のコロナをテーマに、提言、世界の対応、情報分類など、正しいコロナとの闘い方が見えてくる、いま日本でいちばん大事かもしれないウェブサイト。

山中伸弥による新型コロナウイルス情報発信

 

もひとつおまけです。

安倍首相が4月7日、緊急事態宣言を発令した際に、国民に対する補償のことも言わないと袋叩きにあうので、一世帯三十万円援助とかを言ったはいいけれど、

もらえる条件がめちゃめちゃきつくってたははははははははははってなってる人がほとんどだと思います

 (ほとんど意地悪じいちゃんが「お前こまってるんだって?三十万こづかいやるぞ!」「まじですか!めっちゃ助かる!くださいっ!!!」「走って鹿児島まで取りにこい!そしたら玄関で渡してやる!わはははははははは!!!」的な無茶ぶり)

 

 今回、コロナウィルスに対する日本政府のやり方や進め方を見ていて、

ひょっとしたら政治家の人たちってもはや、国民が、どんな暮らしをしていて、どのくらいのお金でごはん食べて生きていて、どうやって電車やバスで通勤してるか、まったく把握できていないんじゃないかなぁという感想を持つしかない猫井です…。

 でも、ツイッターやユーチューブの中継とかで意見を呟いても、政治家の人たちはほとんど(まったく)読んではいないと思います。だってこれまた匿名アカウントのめっちゃくちゃ意味ないコメントばっかなんだもん。 こんなん裏庭にゴミ捨てるようなものだよ。

 

 もしあなたがとくにとくに強く思うことがあったら、正式な方法で相手さんに届けてはどうでしょう。 

意見フォームです。

与党自民党のフォーム    与党公明党のコロナウィルス政策用フォーム

 

 

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今回のCMはこれ…

マンガとバンド総合コンテンツたいれる社のホームページ
オトナ向けが多いけど、いろいろなコンテンツのご紹介とか、チョイ読みも。

よかったら遊びにきてね~!!!

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アレジオンは効くがジェネリックのエピナスチンは効かない話

うららかな春の陽射し

しかし手放しで喜ぶわけにはいかない。

ハロー! 花粉

 

私の花粉症は重症。

 最初、自分が花粉症だということがわかっていなくって、
春になると、なんだか必ずひどい風邪をひいて、その風邪はなかなか治らず長引く。そして(桜も散って)春がもうそろそろ終わるその頃に、やっとその風邪は治る。

って、思い込んでいたんですよ…

 

鼻の奥のほうが ぐ あ あ あ あ(表記できませんでしたが、全部のにも濁点をつけてください) と、つよい炎症を起こしてしまうのです

 

花粉症というのはストーン ストーンと みずっぱながたれるっていいますよね

 

猫井のはそんなもんじゃないの。ぐ あ あ あ あ ってなるんです。(表記できませんでしたが、全部のにも濁点をつけてください)

 したがって、自分が花粉症だとは夢にも思っていなかった(こういう人は他にもいるんじゃないかなぁ… … …)

さてあるとき、花粉症ではないかとお医者さんに指摘されたその時から、猫井も花粉症デビュー(ていうか認識したってことがデビューというか)

 

さて、いろいろな薬を試してみましたが結局、猫井に効く薬は「アレジオン」であるということが判明。

 

以降毎年アレジオンを調達して事なきを得ていますが、ある年ジェネリックでしくじったのでそれを書きたいと思います。

 

ジェネリックというのは、簡単に言うと「単価が安い薬」です。

日本の医薬品は高い。(イギリスの一般的な例と比較すると5~8倍くらい)

これだと、患者さんによっては続けることが困難になってしまう。

そのための救済措置としてあるのがジェネリック。(だったら薬価を下げればいいのにとは思いますが、さすがそこは厚生労働省。オトナの事情がいっぱいあるのではと思います)

  ジェネリックは、「新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬」 とされています。
 

 さてそれで。

ある年、またいつものようにアレジオンを処方してもらうために病院に行って、薬局で「ジェネリックにしますか?」と聞かれたので、

「うーん、いつもアレジオンばっかり飲んでたから、効果が同じなんだったら、安いらしいしたまにはジェネリックにしてみるかな」

と軽い気持ちで「ハイ」と答えた私

 

薬のパッケージには「エピナスチン」と書かれていました

 

アレジオンと同じ効果を期待して、

アレジオンのジェネリックエピナスチンをさっそく飲んでみた私

 

… … …ズル(はな出た音)

 

あ 鼻水が…

 

… … …ズル(はな出た音)

 

いっこうに効かないんですが?

 

そんなわけで私のジェネリックに対するイメージが決まってしまいました。

 

アレジオンごめん。浮気したりしてごめんね。これからはずっとアレジオン飲むから。アレジオン、好き。

 

 でも…

こんなことあっていいのでしょうか。

 

新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬

 

効き目が違うじゃん

 

そこで、調べたところ、

猫井は、とある告発文というか医薬メーカーへの要請書というか、注意喚起のような書類をネットの大海原にて発見しました。

 オトナの話し合いがついたらしく、それはすでに消されてしまっておりましたが、どーいう文章だったのか。を簡単に説明すると、

 

文章を書いたのはアレルギー・喘息の研究所のお医者さん4名の連名で、

 『アレジオンのジェネリック「エピナスチン」には、オリジナルと同じ成分じゃなくっていろんな添加物がやたら入ってるから良くないと思うんだけど?ということが書かれていました。

 また、その報告書には、一般的に出回っている薬、オリジナルとジェネリックとの成分分析表がついており、細かく対比できるようになっていました。

 

それを詳細に見比べていると、猫井のような素人が見ても、オリジナルに比べ、ジェネリックには添加物が多いことが気になりました。

 その報告書で問題にしている保存料 安息香酸ナトリウムも心配なんだけど、
個人的には
小児用ぜんぶに添加されている人工甘味料 アスパルテームがいやですね…
 
(私はアスパルテームに対してアレルギーがあるようで、食べてしばらくするとじんましんが出ます)

 

確かにジェネリックが安いのはいいことだと思うけど、安かろう悪かろうだったらよくないよ!

信頼が薄れちゃうじゃん!? (現に猫井はジェネリックに警戒心を抱いちゃったぞ?)

 

今回の記事は以前書いたものを新たに書き直したものなんですけど、書き直すにあたって「ジェネリック」と検索したら 「効かない」というワードが出てきてとほほほほってなりました。

 また、猫井が目にしたお医者さんたちの連名による注意喚起の書類以外にも、医療関係に従事している人が「はっきり言って効かないことが多い」とか、「添加物とかがいろいろ入ってたり違ってたりするので効果も違うんじゃないか」というように、現場の声として報告しているものも多く見受けられました。

 

もしホントに「新薬と同じ有効成分、品質、効き目、安全性が、オリジナル(先発医薬品)と同等と認められている薬」なのだったら、成分はもちろんのこと、添加物にいたるまでまるっきり同じ成分になってないと信用は得られないと思うんだけど…

やっぱり厚労省と製薬会社、オトナの事情がいろいろあるのでしょうか…

 

甘いのは私の生き方だけで十分なのに

 

 

+-+-+-+-+-+-+-+-+-+-+

 さてここからはおまけの花粉症話です。

 

・アレジオンの他にも飲んでみた抗アレルギー薬の話・

 

イギリスに行くと百均みたいな感じの一ポンド均一のお店があって雑貨とか生活品とか買うためよく入ってるのだけど、(私だけがポン均と呼んでます)そこにアレルギー薬も売ってるので、いつも買って帰ります。

 1ポンドはだいたい(時期にもよるけど)150円~300円くらいなので… やっぱ安い

 

だいたい二種類のアレルギー薬が置いてあって、

ひとつがロラタディン(Loratadine) 作用マイルド

あとセチリジン(Cetirizine) 作用はロラタディンより強い

 

これは日本でも市販されている薬です。

日本名の製品名は(クラリチン)ロラタディン

 

このお薬、小児向けにも使える抗アレルギー剤として発売されてからかなりのロングランなので、もし今年花粉症デビューしてしまって、マイルドな作用のものから試してみたいかたは、これから始めてもいいかもしれません。アレジオンやアレグラに比べると、価格も若干おとくです。

 

セチリジン(ジルテックセチリジン塩酸塩錠あと総合感冒薬の中にくしゃみ鼻水止めの成分として入っていることが多いみたいです。代表的なのがコンタック鼻炎Z)

【第2類医薬品】 コンタック鼻炎Z 鼻炎薬 24持続性 14錠

【第2類医薬品】 コンタック鼻炎Z 鼻炎薬 24持続性 14錠

  • 発売日: 2018/01/22
  • メディア: ヘルスケア&ケア用品
 

 それぞれ効く人効かない人 よくない作用が出る人出ない人いろいろいると思います。主な問題点は眠気、めまい等です。

 

私は花粉症の症状にこれらを試したことがあるのだけど、

ロラタジン(Loratadine)は効かず(症状が強いだけに完全には抑え込めない感)、

セチリジン(Cetirizine)は効くけど眠さがどうしても取れない

という結果に終わりました。

 

 ただ、ロンドンは近年大気汚染がけっこう深刻で、また冬場のバンドのツアーではライブハウスとか建物が密閉空間になるためハウスダストが心配で、行くたびにそれらのアレルギー(具体的には咳)がやばい感じになってしまってます。それらを改善するためにはロラタジンは有効なので、私はイギリスにいる間はずっと飲んでます。 

 

 スギやヒノキを戦後事業としてばんばん植林しておいてアレルギー薬の巨大な産業を展開させてる東京

 

 アレルギー薬は安いけど大気汚染がいっこうに止まらないロンドン

 

どちらも困ったものですね…

 

 ・アレグラについて・

アレグラは残念ながら私は効かなかったけど、すごく売れ行きがいいそうです。

アレグラは1日2回飲む薬で、「1日1回飲めばずっと効く!」が売りのアレジオンに比べ、「身体にマイルド」なイメージがあるのかもしれません。

 また、眠くならない人が多いらしく評判いいです。

 

これにもジェネリックがあり、  フェキソフェナジン塩酸塩錠という成分名で検索するといろいろと出てくると思います。

密林ではアレルビというジェネリックを扱ってます。

アレグラ派は試してみるのもいいかも…うまく効いたらいいですね(´∀`

 

というわけで今回は花粉症とアレルギーの薬の話でした。

共にがんばってこの季節を乗り切りましょう。

それと、政府… 少しづつでいい…

スギとヒノキを切り倒してくれ頼む!!!

 

----------------追記-------------------

 

今回は「アレジオンをジェネリックのエピナスチンにしたらぜんぜん効かなかった」「そのためジェネリック全般のイメージ下がった」というテーマでしたが、

(X)ツイッターでは逆に「自分はジェネリックにしたため便利になった」というコメントもいただきました。

その内容もとても興味深いものだったので、具体的に書くと…

 

その人の場合は眼科で処方される点眼薬なのですが、

オリジナルの先発薬→冷蔵保管の必要あり

ジェネリック常温保管でOK

とのことで、それだと保管場所が広がるし、旅行のときに持ち歩いても困らないし、便利になったということ。 へぇーーー!! それは便利(^ ^)

 

 「まったく同じ処方」となると、そういった形での改良はできなくなります。

貴重な「ジェネリックになってよかった」一例を知ることができました。

この場を借りてご報告とお礼をしたいと思いますm(_ _)m。

 

 すべてのジェネリックが、確実に効果はそのままに、お値段はとことんローコスト、そしてオリジナルを越える機能を持ってくれたらいいのにねぇ…。

 

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激闘!アトピー回顧録 9アトピー盛況 漢方のお医者さんへ

 

2009年7月アトピー盛況 そして漢方のお医者さんへ


ありがたいことに漢方医が見つかったのでそこに駆け込み、処方をもらう話です

 (ここに書かれていることは、「アトピーの人はこうすると治りますよ」ということではありません。私が個人的に自己判断でやったことの記録です。とくに漢方のお医者さんを見つけるときは、まずはこちらの記事を読んでいただき、十分注意してお医者さんを見つけてくださいね。)

 

異常にきびしい食事制限に入りつつ、自分にベストな漢方薬を探すため、まずは通販で漢方も扱っている薬局で、電話相談も受け付けているところを調べて電話してみました。

漢方って、とんでもなく高い薬があるから怖くないですか?

昔話とかでも、あの薬さえあれば、おっかあは助かるに…」みたいな描写が多いですよね


私も怖いので用心しておりました。
ただ、先方もお仕事なので、お勧めこそはあれど、無理に押し売りされることはないだろうと自分で自分をはげましつつ電話。

 

電話に出た漢方のおじさんは、親切に相談に乗ってくれました。

  私は自分の体調のことを相談しつつ、以前温清飲という処方の漢方を飲んで症状がおさまったことを説明。

 話をしているうちに、相談に乗ってくれてる薬局のおじさんが漢方で言う「見立て」をしてくれることが判明。見立てというのは、相手のタイプを対面で診て、それにともなった処方をしてくれるということです。

 ここで会ったが百年目。

ツレの千之に頼み込み、一泊二日の伊豆特攻。直接漢方薬局のおじさんに対面。

おじさんは突然実際乗り込んできた私にとまどいつつも、ちゃんと見立てをしてくれましたです。


薬局のおじさんがアドバイスしてくれたのは
温清飲 もいいけど、今はあわせてもっと身体を冷やすものを採ったほうがいいということ。五涼華という漢方を紹介してくれました。


いろいろまとめて、ありがたく購入させていただきました。

五涼華はかなり効いてる実感がありました。身体がアトピーで火事のように燃えているという状況に対して、バンバン冷やすという作用がある薬です。冬場に採ると身体が凍えるので注意です

 

温清飲はポピュラーな処方で、カネボウとかツムラで販売しています。

五涼華イスクラ薬局のオリジナル。

 

(以下は当時の猫井が服用した処方です。猫井と同体質の人には効くかもですが別体質の人だと状況が悪化する可能性があります。漢方に興味のあるかたは、かならず見立てのできる人に処方してもらってください)(見立てとは、病人のタイプや顔立ち、肌の色などを見たうえで、その人に合った処方を紹介してくれる東洋医学のやりかたです。)

 


加えて、「いま、身体が悪い意味で熱くなっている状態だから、お肉大豆などの、身体を熱くする作用のあるタンパク質は、控えた方がよいですよー」とも。

 

え!じゃ、何を食べて生きればよいんですか?


お魚です。あと、鳥肉などが、いいですよ」
そうかー。というわけで、数少ない私のメニューから、牛肉、豚肉が消えうせてしまいました

 

 お世話になった伊豆の漢方平和堂は、私の漢方薬治療への第一歩を準備してくれたようなものです。

アドバイスをどうもありがとうございました。


そうこうしているうちに、なんと偶然、開業医なのに漢方医もできる人がいるのを発見。
どういう偶然かというと、


当時私が使用していた電子辞書のオマケに、漢方について書かれた本がまるごと入っていたのですね
それを読んでいくうち、著者の先生が、西洋医学の医者としてスタートしながらも、やがて漢方の世界にも守備範囲を広げた という人で
どうやらまだ都内で医院を開業中というのがわかってきた。

 

 じゃあ診てもらおう。
そう決めて、特攻しました。

 

医院はクラシックすぎる街の、クラシックすぎるビルの一角にありました。

 お医者さんとの質疑応答の結果、書いてもらった処方がこちら

(この処方は猫井専用の処方です。すべてのアトピー共通の処方はないので、興味あるかたは漢方医さんを探して実際に相談してください。都内豊島区近郊にアクセスがあるかたで、この先生に興味があり、連絡先を知りたいかたは、ツイッター経由@NekoiRutotoにご連絡ください。)

生地黃 白芍 当帰 蒺藜子 白鮮皮 地膚子 石膏 牡丹皮 金銀花 連翹 防風 黄耆 天草 柴胡


こういうのを見ると、日本もまだまだ神秘の国って思います


漢方は、なぜ効くのか実証されてないものが多いらしいですね。
お医者をしてる友達から聞いたのですが、かえって具合悪くなった人も多いようです(怖)

しかし私は漢方を信じ込んでるので、処方箋をありがたくおしいただいて医院を後にしました。
そしてレトロな街の漢方の処方箋に対応してくれる薬局に向かい、すごい量の漢方の包みを抱えて戻った


それからというもの、

3日に1回の割合で漢方薬を煮込む生活が始まりました。


多目に作っといて、3日かけて食前に飲む
煮込むたび家中が不審な香りで充満
しかし、3日に一度家中が不審な香りで充満するのと肌の不調が続くのとどっちを選ぶか天秤にかけ、迷わず不振な香り充満の日々を選びました

 

 世の中にはこのようなすばらしい文明の利器もあるみたい…
私は小鍋で煮てましたが、道具にこる人はこういうものから始めるのもいいかもね!

処方には石膏も含まれてるんだよね…
袋を試しに開けたら、キラリと光る白い石的なものが…


こんなん煮込んで飲んでいいのだろうか


しかし、石膏煮込んで飲むのとガサガサが続くのとでどっちがいいのか一秒考え、迷わず石膏煮込んで飲むことを選びました。

漢方を飲み始めてから、わずか十日くらいで肌のかゆみがかなり薄れて驚きました。

わずか十日よ!? 


信じるものは救われるの? それか本当に効いているの?


そのため、かなり興味が湧いてきて、私は処方を独学で調べ始めた
 結果、この処方は、虚弱な人が(私です)血虚になったとき(漢方的に血が足りてないという症状)体調を安定させつつも身体を冷やす処方と判明


ちなみに石膏は、漢方の作用では強冷といって、身体を冷やす作用最強のアイテムらしいです。

 伊豆平和堂おすすめの五涼華も強力に熱を抑える効果がありましたが、石膏もすごいぜ!

ていうか私に「こっこれだ!!」みたいな処方を書いてくれた先生もすごいぜ!!!

ありがとう!!先生ほんとにありがとう!!!!!

漢方煎じて飲んでた時代の煎じにまつわる愉快な話はいくつかありますが、キリがないのでひとつだけ。

間違えて塩を入れて作ってしまった事がありましたね…


スープみたいになってくれないかなという淡い期待も虚しく、
 ほんとうにまずかった…

漢方は、ある程度の金額は、します。

煎じたエキスがたっぷり三日分。

もったいないので一日だけ(全食間に飲んだので、計三回…)飲んだ…

けど、あまりのまずさに二日目、三日目と飲み続けて精神がおかしくなるのが怖くってなくなく廃棄

今となってはいい思い出ですが…

 

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今回のスポンサーは、漢方に興味出てきた人にささげる参考書

 

とても良い漢方辞典のムック本がキンドル版になりました

 

こちらは漢方を仕事で取り扱うお店の人用の本だけど分かりやすいと評判。体質についても詳しく載っているので、漢方をひもといてみたい人は是非

 

アトピー盛況 メイクをあきらめない 1 に続く

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