アトピー盛況 自縛開始! スキンケアをしまくった
2 保湿アイテムいろいろと使用してみた
-まずはかゆくっても絶対にかかない。
基本は清浄、保湿、保護の繰り返しで肌を外的になんとかするための記録つづきです。(1せっけんとマキロンsはこちら)
(ここに書かれていることは、「アトピーの人はこうすると治りますよ」ということではありません。私が個人的に自己判断でやったことの記録です。)
保湿アイテムというのは、清潔にした肌の水分が蒸発するとともに肌じたいの水分も失われてしまうので、その水分を肌にくいとめておくためのアイテムです。
クリーム とか、乳液、ローション とかです
しっとりする成分というのは、おもになにでできているかというと
1 油分
もしくは
2 その他の肌となじみがあり、肌の中に水分を留め置いてくれる成分 アミノ酸、ミネラル、ピロリドンカルボン酸、尿素、乳酸塩、セラミド、スフィンゴリピッド、ステアリン酸コレステロール、レシチン、ヒアルロン酸、コラーゲン とかがあります。
ですが、1、2、それぞれに落とし穴がございます。
私のしろうと勉強によると、
1 油分 の落とし穴は
油を直接塗るのではなくて、油と水分が混ざり合わさった乳液、ローション、クリーム状態にしたものを塗る場合、「なにで乳化させてるか」が大きな問題になってくる。
乳化の方法によってはその乳化剤がわざわいして痛んでる肌がもっとやられます。
乳化するというのは水と油が混ざっていること。つまり油汚れも一瞬でスッキリ落とす洗剤とかは、乳化の王のようなものです。
なので乳化剤には刺激があるものが少なくありません。種類も肌用だけで100種類近くあるので、あぶり出し不可能。
あえて極論をいうと、よくない乳化剤がはいってる乳液とかクリームを使うより、なにも塗らないほうがよっぽどマシだったりします
2 その他の肌となじみある成分 の落とし穴は
細菌たちも、それらの成分が大好きです。なので成分を劣化させないために保存料が入ってるはずです。肌に合わない保存料だったり、保存料の量が多い場合、痛んでる肌には刺激となってしまいます。
めんどくさいので、冬季とか とりあえず絶対に安全に保湿 というときは、肌用のオイルを使用していました。 (オイルなら水分が含まれていないので、乳化剤の心配はなし。科学的に安定しているオイルであれば、酸化の心配が少ないので、酸化防止剤も入ってないことが多い)
おふろから上がって肌がまだ湿っているうちにほんの少しだけつけて薄くのばすのがコツ。
肌にはまだ水分が残ってるので、上にうすーい膜をつくって蒸発を防ぐという作戦である
これら肌にいいとされてるオイルには痛んだ肌への修復作用があります。
ですが相性があり、たとえば私はスクワランは血行が良くなってしまいかゆくなるのでダメで、結果的にはオリーブオイルのお世話になりました
なので オイルにトライしたい人は、相性合う合わないがあることを確認のうえ使うといいとおもいます(すべてのスキンケアとか医薬品にもいえることですが…)
あと、オリーブオイルすら作用が強くて使いにくいという人のため、
精製されたオリーブオイルも存在してます。特徴は、精製しまくった感じの無色透明。
(本来のオリーブオイルの色はまっきっき)
夏季で、風呂上りオイルにはちょっと抵抗があるという季節には、乳化剤に気をつけながら比較的大丈夫そうなローションとか乳液やジェルを選んで買って塗ってましたが、これらは大雑把に二種類に分類され
第一グループは
薬局で売られている、ちょっと肌にトラブルがある人のための、鎮静作用とかはあるけどステロイドのような強い成分が入っていない医薬品のスキンクリームやローション。
一例ですが たとえばこんなかんじのもの
ユースキンA(黄色いボトルの、いちばんよく薬局で見かけるアレ)はハッカ成分みたいなのが入ってるので、刺激があると思いやめました。
(ハッカがギンギンに効いてるメンタームはいわずもがな)
オロナインもいろいろと便利でいい薬だけど今回は香料が入ってるのでパス
ちょっとユニークなのが水色のボトルのユースキンI。
ローションとクリームがあるんだけど、これらはかゆみ止めが入っているので、
保湿だけではなくてひっかき防止にも役立ちます。
これらで炎症を抑えつつ保湿をするという作戦
第二グループは 普通のボディクリームとか乳液なんだけど、
より敏感肌に特化していて安全性が高いもの系列。
でっかいドラッグストアとかにも置いてあります。
お値段もけっこう張るものばかり… 安全て高いんですね
dプログラム by資生堂 こちらのラインナップはとってもマイルド
もお値段は張るけど確かな品質のラインナップ。薄青緑のこのシリーズ、ドラッグストアでもけっこう見るよね!!
NOVも人気があるし歴史もあるので、かなりいっぱい出ていてなにを選んだらいいか迷うかもしれないですが、めちゃくちゃざっくり解説すると、
Ⅲシリーズは乾燥してかさついてきた肌用。つまりは入門編で、
Ⅱシリーズは特に敏感肌用として開発された低刺激ラインナップ。つまり、アトピー肌となれば迷うことなくⅡシリーズでキマリ!!
(ニキビ肌用のACシリーズ、AシリーズなどAっていうアルファベットのついたやつは殺菌作用のある成分が入っているので避けたほうがいいと思います)
資生堂は強いとか合わないとか評判がいろいろですが
ドゥーエシリーズは、肌が物理的に傷つきまくっててところどころなくなっちゃってる みたいな最悪哀しい状態なときでも使えたので助かりました。
お試しセットもあるので興味あるかたはこちらからどうぞ
あと、密林に置いてなくって、発売元のウェブで発見したんだけど、
ケアピローサという商品名のスキンケアエッセンスがクラシエから出ています。
これ、知らん人が多いらしくって口コミもなんにもないんだけど、
まったく刺激がないのにすごい保湿力があるエッセンスでした。ものすごくたよりになった
感覚的に、華密恋を美容液にしたような感じで、痛んだ皮膚を回復させていくような、薬効って表現するのは薬事法的にいかがなものかもしれないけど実際問題としてなんら疑いのない効果が感じられる、すっごいアイテムでした。
しかも、このアイテムも、肌が最悪なときでも使用できました。
ただね…希少な植物が原料らしくって、これもお高いんですよね…
背に腹は変えられん… とにかくなんでも試したい! という人!
ぜひご検討ください!!
麗しの騎士(ナイト)、ケアピローサエッセンスさまを!!!
スキンケア続きです
こういう作戦も決行しました。題して「すり替え作戦」
肌がひどくなっててもうどうしようもないとき
肌がステロイドのおかげでやや落ち着いてきたら
洗浄-マキロン-無難なオイルかクリームかローション
これで一セット。
一セットで完治してくれたらうれしいのですが、そうもいかなくて、肌が落ち着いて、しばらくたって再びなんかブツブツ言い出したら、またステロイド戦士たちを派遣してブチのめす。
そんな繰り返しで、食事療法と漢方薬で体調が落ち着くのを待ちました。
季節によって保湿の処方も変えてみてました
・汗ばむ季節(夏~秋の暑い日)
ローションとかサラッと系を使用。もの足りなかったら+オイル
・乾燥する季節(晩秋から早春)
クリームとかオイルのようなしっとり系を使用。もの足りなかったら+ワセリン軟膏
ワセリン軟膏というのは、フルコートみたいなステロイド軟こうと似ているんだけど、
ステロイド等の薬成分は含まれておらず、ギラギラした重いペースト状の油が濃くベターッと付きます。がっさがさで飛んでいく皮膚の皮をべったりパワーで物理的につなぎとめてくれます。
ワセリン軟膏で一番売れてるのは、ヴァセリンという商品名の外国っぽい、ジャーに入った商品で、これはどのドラッグストアにも置いてありますが、それじゃなくって、原料を精製したアトピーとか肌が敏感な人に特化したワセリンが売られているので、そういうものを探して購入してました。
以下のはそれ系の精製されたものです
それと、真夏お風呂上りに、なにもつけたくないけど 何かしたいとき、
もしくは肌の状態が最悪でなにもできないとき、
なんとこいつが役に立ってくれました、先ほど紹介した華密恋の入浴剤
これ本来なら入浴剤なのですが、ほんの数滴手のひらにたらして、水と混ぜてひたひたすると、なぜかヒリヒリが治まるというすごいアイテム。
麻酔成分でも入ってるんじゃないかと怪しむくらいの鎮静作用でした。
ほんの数滴で済むからお得なのにこの効果!
カミツレスゲー!! カミツレ偉い!!!!! 大好き! どうもありがとう!!!!!
…なんか、このページって特にブログにみせかけた広告みたいですね!
いちお本物の個人ブログなんで…
そうそう、大事な記述を忘れてたので書きます
これら、肌に塗りまくったものは、すべて、塗ってからどんなに長くっても24時間以内に確実にせっけんで落として、肌を完璧になにもついてない状態(肌初期化状態)に戻す。
それから再度、新しいなにかを新たに塗りまくる ということを徹底しました。
なぜかというと、塗ったものすべてが どんなに効果あるものでも、保湿してくれるものであっても、時間がたつと、肌の上でほこりとかチリ、あと皮脂(少ないけど)が混ざって劣化していくからです。
肌初期化はめっちゃくちゃ大事なこととして認識していたので、もうそれこそ儀式みたいな気持ちで毎晩確実にお風呂で身体洗ってました。
ワセリンとか、ステロイド軟こうとかは、べったりつくのが仕事なので、落としにくいんだよね… そんなときは、せっけん二度洗いで。
で、洗ったあとは消毒、保湿の繰り返し。
パトラッシュ…ぼく、闘いぬくからね…