2009年4月アトピー発症 ヤブ医者へ
薬局のおばさんから紹介された医者がヤブだったためさらに悪化した話です
(個人的な見解です)
あとは当時のアトピーがどれだけホラーな状況だったのかの記録。
とりあえず、どこかの皮膚科に行って、医学的治療を受けつつも、もし可能ならば漢方薬を処方してもらおう というの私の最初のもくろみでした。
私が行ってる歯医者さんは西荻にあるので、帰りに薬局にいったついでに、漢方もできる医者はいないかと長い間お世話になってる薬剤師のおばさんに相談したところ、「新しいメンタル系のクリニックができたんだけど、そこの先生が内科もやってるし、漢方も扱っている」と教えてくれたので、「ほー」という感じでそこのドアを叩いたのが大間違い。
ヤブでした
ヤブと明言するのは、この人は漢方的な患者の診方を一切しませんでした。また、漢方は体質に合わせるのではなく仕様書かなんかに書かれている「皮膚炎」とかそういうのをサッと照会するかなんかで、飲み薬として販売されてるツムラの漢方薬をただただ処方するだけで、それも私の症状と逆の処方をしたことがあとで判明したからなのですが、私がここ西荻窪のナントカ堂クリニックで学んだことがいくつかあります。
・漢方で体質改善を図るという目的で通院する場合、期間が長くかかる。
ので、この医者でいいのか それともよくないのか という見極め期間を自分のなかできっちり設定して、その期間を超えても症状が改善されない場合、
とっとと逃げる
(身体にいいものであった場合、ぜったいに何日かたてば微かでもこの療法は良いという感覚があるはず。)
・(ここの医者もそうでしたが、)西洋医学だけでなく、漢方もやる とか、ホメオパシーも扱う とか、昨今話題の療法とかを扱っていて「-も」「-もやってる」という人には気をつける
いろいろ自然派っぽいものを宣伝ツールとして使って、自然派で肌の弱いお子さんのママたち相手に商売しているようなところは、グーグルの評価なんかでも「先生は時間外でも丁寧に診てくれました!」とか言われて繁盛してたりするので評判では見抜けない。また、優しくて説明が上手いという技術と、医術とは別のスキルです。
私は何人もの口ベタですごく腕の立つお医者さんにお世話になってきました。
つまりは自分のカンと結果、それがすべて
あとひとつ。後に得た情報によると、メンタル系のクリニックは他の科に比べると開業しやすいそうです。 たしかに個室と机と棚と医師の資格があれば開ける。あいえメンクリを悪く言うつもりは決してなく、いままで少なかったので今後もどんどんメンタルを相談できる場所ができるといいと思うけど、数が増えていく中で、大事なのは、自分に合ってる場所か合ってない場所なのかをかかる私たち患者みずからが判断することだとおもいます
結局この西荻のナントカ堂クリニックには2ヶ月通いました。
二種類の市販のツムラの漢方薬と一種類の肝臓の疾患用の医薬品を出されて、それらはきっちり2ヶ月飲むは飲んだがいっこうに改善される印象がないので、とっとと逃げたのだけど、あとで知り合った二ヶ所の漢方のオーソリティ(漢方薬局おじさんと、漢方医の先生です)に、ここでの処方のセカンド・オピニオンをとったところ、両方とも首をひねっていたので、脱走は成功だったといえます。
(注: ツムラの漢方という言葉を何度も使用してしまっててヤブ医者の記事ではありますが、ツムラの漢方薬自体は質もよく、ちゃんとした処方のもとで使えばすぐれた効き目を表すものなので悪しからずご了承ください。昨今はセルフメディケーションの流れもあり、自分に向いている処方を選ぶ参考になるページも作っていて、安心しておすすめできる漢方をつくっている会社です。体質改善や、病院に通っているけれどどうもパッとしない不調のかたは、ぜひ↑のホームページに行ってみてね!!)
ちなみに逃げ出した当時の、私の肌の状態はかなり深刻なものでした。
前後しますが、すでにその頃から私は我流でハードな食事療法(あとで書きますね)を開始していました。 その食事は食事で、確実に成果を出し始めている実感がありました。それでもなお、なにか食べ物を口にして、しばらくたつと、体中がボオオオーッ!! と燃え盛り、熱さに導かれるようにかゆみ勃発…そんな状況でした。
ご飯たべたあと、満腹感とともに、身体がポッポッと熱くなる経験をした人は多いと思います。それが十倍くらい、火力最大になっちゃった感じ…。
身体の中のボイラールームが一時期まちがった燃料を使ってしまったことによりぶっこわれているようなイメージでございます。
ある日の、それはそれは恐ろしい経験を書きます。
その日、私は専門学校で、いつものように絵の先生をやりに行っておりました。
講師の先生たちは、お昼を講師用の控え室で食べるのですが、外食はもうこりごりなのと、食べても大丈夫そうな食品をお弁当にして持ってきていたので、それを食べて、お茶をのんでいたら、、、、、、、
ブス…ブスブス…ブスブスブス… という感じで、口の周りの皮膚が内側から焼けただれるように崩壊していったのです
今食べた食品が身体に悪い食品だから崩壊して行ってるのではなくって、食事をしたことによって身体が温まったことでこんなふうになったのでは…
と 思ってはみたものの、
なんか、ついに くるときが来ちゃったな
と思いつつ、私はとっても哀しい気持ちになって、持ってたマスクをかけました。
その場にいた講師の先生が気づいて、「あれっどうしたんですか? 風邪?」
といいました。
「いえ、あんまりアトピーの調子が悪くって、口の端が切れてきちゃったんですよ」
と私は答えました。
「えっ、そうなんですか! それは…(先生絶句)…お大事に…」
次の授業で教室に現れたところ、学生が「あれっ どうしたんですか先生?」
といいました。
「ちょっとね…肌が悪すぎて、先生、ゾンビ化はじまっちゃったんだよ…」
学生はさまざまな反応をしてましたが、さすがにみんな良い子達で気づかいはみせてくれました。…けど…
往年のマイケル・ジャクソンが整形の途中とか修復中などによくずっとマスクをしていましたが、あの天才マイケルもこんな切ない気持ちだったのかなぁとしみじみ思いましたね…